2006年 03月 03日
『美の死』(久世光彦、筑摩書房)
まだまだお元気で、新刊を書店で見ることが出来ると思い込んでいたので、とても驚きました。
久世さんのドラマも本も好きでしたが、中でもこの『美の死』という書評集は、久世さんの美学が隅々まで行き届いた本で、一番気に入っているものです。
3月には文庫にもなるので、また読み返したいと思っていた矢先の訃報でした。
文章で酔わせる稀有な作家を失ったことを大変残念に思います。
ご冥福をお祈りいたします。
美の死―ぼくの感傷的読書
久世 光彦 / 筑摩書房
ISBN : 4480814345
スコア選択:
どうも、斎田です。 やっと特集記事を書き上げ「さいた」に掲載しました。今回の特集は3月2日にお亡くなりになった久世光彦さん著の「蕭々館日録」について。中央公論連載時には長友さんの挿し絵が添えられていました。「BONE MAN」の時同様、今回も執筆にあたって「蕭々館日録」を読みました。作品に登場するキャラクター達は皆魅力的で、大正から昭和初期の文壇の状況や世相がとてもいきいきと反映されている好著でした。皆さんも一読することをおすすめします。 この特集記事を書きながら感じていたことは、現在60歳代の方...... more
久世さんの訃報、本当に残念でなりません。
私はドラマでしか久世さんを知りませんでしたが、あの独特の雰囲気を
文章でも酔わせてくれるのですね。。
ぜひ読んでみたいと思います。↓にも、いろいろ面白そうな本がたくさん^^
また、お邪魔させていただきます。
是非またお立ち寄り下さい。
私も美と死はかなり好きで、そこから知った作品や作家さんが沢山居ます。「東京タワー」の映像化の話が内定していたとも聞いて、本当に残念でなりません。読みたかったなぁ…新作。
mizumakura
トラックバックもさせて頂きます。