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『美の死』(久世光彦、筑摩書房)

昨夜、久世光彦さんの訃報に接しました。

まだまだお元気で、新刊を書店で見ることが出来ると思い込んでいたので、とても驚きました。
久世さんのドラマも本も好きでしたが、中でもこの『美の死』という書評集は、久世さんの美学が隅々まで行き届いた本で、一番気に入っているものです。
3月には文庫にもなるので、また読み返したいと思っていた矢先の訃報でした。

文章で酔わせる稀有な作家を失ったことを大変残念に思います。
ご冥福をお祈りいたします。


美の死―ぼくの感傷的読書
久世 光彦 / 筑摩書房
ISBN : 4480814345
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Tracked from 「咲いた手帖」 at 2006-03-21 14:39
タイトル : TRUST OVER 60
どうも、斎田です。 やっと特集記事を書き上げ「さいた」に掲載しました。今回の特集は3月2日にお亡くなりになった久世光彦さん著の「蕭々館日録」について。中央公論連載時には長友さんの挿し絵が添えられていました。「BONE MAN」の時同様、今回も執筆にあたって「蕭々館日録」を読みました。作品に登場するキャラクター達は皆魅力的で、大正から昭和初期の文壇の状況や世相がとてもいきいきと反映されている好著でした。皆さんも一読することをおすすめします。 この特集記事を書きながら感じていたことは、現在60歳代の方...... more
Commented by yy_cattery at 2006-03-04 05:27
TBありがとうございました。
久世さんの訃報、本当に残念でなりません。
私はドラマでしか久世さんを知りませんでしたが、あの独特の雰囲気を
文章でも酔わせてくれるのですね。。
ぜひ読んでみたいと思います。↓にも、いろいろ面白そうな本がたくさん^^
また、お邪魔させていただきます。
Commented by maru at 2006-03-04 12:20 x
コメントありがとうございました。
是非またお立ち寄り下さい。
Commented by haruyi at 2006-03-06 04:43 x
TBありがとうございます。本当に突然でしたね。
私も美と死はかなり好きで、そこから知った作品や作家さんが沢山居ます。「東京タワー」の映像化の話が内定していたとも聞いて、本当に残念でなりません。読みたかったなぁ…新作。
Commented by maru33340 at 2006-03-06 08:52
>haruyi様
コメントありがとうございます。
本当に新刊読みたかったですね。
残念です。
Commented by その日暮らし at 2006-03-07 01:23 x
ご無沙汰です!
久世さんの訃報、やはり残念ですね。
僕はTVのことしか知らなかったのですが、これから読んでみます。
Commented by maru at 2006-03-07 08:47 x
>その日暮らし様
コメントありがとう。
お元気ですか。
また近々近況ご連絡します。
Commented by yamato-y at 2006-03-07 13:43
TBありがとうございます。昨夕、お通夜に行ってきました。
mizumakura
Commented by saitatown at 2006-03-21 14:34
初めまして、斎田と申します。私が支配人をつとめるWEB GALLERY「さいた さいた」にて久世さんの「蕭々館日録」を特集した記事を掲載しています。よろしければ一度お読みになってみて下さい。http://www.saita.jp/Info/feature.html
トラックバックもさせて頂きます。
by maru33340 | 2006-03-03 08:40 | お勧めの本 | Trackback(1) | Comments(8)

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by maru33340
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