2009年 11月 06日
アルゲリッチ再発見
今朝ショパンのピアノ協奏曲1番を聴き、やはりこれは凄い演奏と感じいった。
ピアノ協奏曲の冒頭の長い(ちょっと退屈な)オーケストラ部分を終え、アルゲリッチが千両役者の入場のような風情で堂々とピアノを弾き出す時、あたりの空気が変わる。
この部分を聴くと僕はいつもジャンヌ・ダルクが威風堂々と仲間を率いて敵地に突入する姿を思う。
少女の純粋と強さとそれゆえの悲劇性を秘めて、アルゲリッチ=ジャンヌがまなじりも涼しく敵を見据えている幻想を感じるのだ。
次はプロコフィエフを聴き直そう。