2009年 11月 21日
旅の終わりに
この一ヶ月で、鹿児島→金沢→和倉温泉と続いた、まるで松本清張の小説の展開のような出張ツアーも昨日の大阪出張で打ち止め。
昨日は高槻の母の家に泊まり、今日は京阪電車で出町柳まで行き、叡山鉄道で一乗寺まで足を伸ばした。
その訳は、昨日大阪の本屋で見つけた『おじさんの京都』(京阪神エルマガジン社)という、ちょっとマニアックな、しかしとても良い京都観光本で、京都一乗寺にある「恵文社」(外観写真)という本屋が、イギリスの『ガーディアン』誌で「世界の魅力的な本屋トップ10」に日本で唯一選ばれている事を知ったから。
京都散歩方々、母と「詩仙堂」「金福寺」の紅葉をちらっと眺めてから、「恵文社」に向かう。
ここはやはりその品揃えや配列のセンスの洗練という点で、少なくとも僕の知っている限り最高の本屋でした。
こんな素晴らしい本屋が街中にあれば、毎日通い、何時間いても退屈しないだろう。
居ればいるほど次々に本が欲しくなる迷宮のような世界にはまり、迷子になる前に数冊の本を手にレジに走り、後ろ髪を引かれる思いで店を後にしました。
この店はまさに本好きにとっての危険な聖地。
京都の奥深さの一端に触れました。
恐るべし京都。