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ミッドナイト・タケミツ

最近、音楽を聞きながら本を読む事が出来なくなった。

音楽には独自の構成や感情があり(そしてそれはなかなか強烈であり)、本がもたらす世界と違和感をもたらし、その微妙な異物感が集中力を削ぐのだ。

今まであまり異物感を感じなかったのは、多分感受性の何処が摩耗していたんだろうな、と思う。

しかし何かモノを書いている時の音楽はあまり気にならぬ。
これについては、まだ自分でも説明がついていない。

で、ようやく表題に繋がるのだけれど、タケミツのように余白の多い音楽を聴くためには、沈黙と静寂が必須となるわけで、まず昼間や電車の中では聴けない。

タケミツの音楽は、あまりの静けさに耳鳴りがするような時間にこそ相応しい。
(という気がする)
Commented by k_hankichi at 2010-01-15 23:07
とても共感します。僕、時間の重要性、感じます。音楽は、静かに対峙しないといけないときがある。そう思うのです。たとえば武満徹さんについて。僕は「鳥は星形の庭に降りる」(NAXOS 8.557760J)しか、知りませんが、これも、maruさんが思ったと類似している曲だったです。
Commented by maru at 2010-01-16 07:32 x
音、沈黙と測り合えるほどに・・・
という感じですな。
Commented by saheizi-inokori at 2010-01-16 09:10
本に夢中になっているときは音楽は聞こえてないですね。それでもいいような聴き方しかできない、まともに向き合うのは本を置かないと。
書いているときはリズムを刻んだり遮音効果があるのかな。
by maru33340 | 2010-01-15 22:07 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)

音楽・本・映画などについての私的な感想


by maru33340
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