2010年 07月 14日
ロシアの闇、フランスの夕暮れ
この所、ロシア音楽とフランス音楽の間を行ったりきたりしている。
ラヴェルは何故、一見異質に思えるムソルグスキーのピアノ曲をオーケストラ版に編曲したのか?
待て待て、本当にこの二人は異質なのか?
そんなことを考えながらいろんな『展覧会の絵』を聴き比べたり、ラヴェルの他の曲を聴いたりしているうちに、ラヴェルという人の曲の中にある「野蛮なもの・歪んだもの」への指向というか、「闇」の中に沈み込んで行く傾向性に思いいたり、冒頭の事を思った。
フランスとロシアには奇妙な親和性があるようだ。