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『私の人生 私の昭和史』(上坂冬子著、集英社文庫)

ノンフィクション作家、上坂冬子氏の本は初めて読んだ。
松浦弥太郎氏のエッセィで絶賛されていたからである。
これは痛快な本である。

まず著者の生き方が痛快である。
とにかく真っ直ぐ、思い込んだら命がけ、とことん取材の対象向かって突き進む。

次にその文体。
難しいことや、回りくどい言い方はしない。
単純明快、いいものはいい、悪いものは悪い。 視界はくっきり、口調ははっきり。

何かと愚図つく昨今の社会情勢の中、一服の清涼剤のような本だった。
Commented by k_hankichi at 2010-10-03 11:21
興味持ちました。Amazonで頼んでしまいました。並んで宣伝が出てきた、『これでは愛国心が持てない』 (文春新書)も含めて。待ち遠しい・・・。
Commented by maru33340 at 2010-10-03 14:24
一気に読めて迷いなし。ただし、文学的味わいは期待しちゃいけやせんよ、旦那。
by maru33340 | 2010-10-01 19:48 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)

音楽・本・映画などについての私的な感想


by maru33340
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