2010年 12月 11日
『江戸の坂 東京の坂』(横関英一著、ちくま学芸文庫)と『江戸の城と川』(塩見鮮一郎著、河出文庫)
あるいは東京から江戸へ。
古地図を眺めながらその景色を思ったり、ぶらぶらと歩きながら、いにしえに思いを馳せたり。
好きな人には、およそこれに勝る楽しみはなかなかあるまい。
このニ冊の本は、散歩と夢想が好きな、少し現実離れした人には堪らない本。
ぱらばら眺めているだけで楽しくなってくるんだから、こんなに安上がりなことはない。
この本は、景色を想像してもよし、散歩に携えてもよし、酒飲みながら、頭のなかに彷徨ってもよし。ですね。