2010年 12月 18日

寺山修司の「銀幕哀吟(エレジー)」

桜庭一樹の読書日記で寺山修司の「銀幕哀吟(エレジー)」という詩に出会う。


飛べない女がひとりいて、いつも見上げる空でした。
雲の流れる果て遠く、過ぎて行ったはただ一機、父は少年航空兵。
わたしはうそをつきました。
自殺もできずに遺書を書き、
愛しもせずに人を抱き、
ひとのせりふで泣き笑い。
人生たかが花いちりん。
軽い花ならタンポボの、わたさえ空を飛べるのに、
うそでかためた銀幕へ、十九のはだをさらしつゝ、
演って極楽、見て地獄!


なんだかこの詩、とても気にいりました。
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by maru33340 | 2010-12-18 13:52 | お勧めの本 | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from 合唱道楽 歌い人 at 2014-03-24 21:47
タイトル : 《銀幕哀吟》CDレコーディング!
鈴木輝昭先生が作曲された 無伴奏男声合唱のための《銀幕哀吟》[2006年]  詩:寺山修司 曲:鈴木輝昭  銀幕哀吟 I /惜春鳥 /曲馬団エレジー/銀幕哀吟 II  ▼楽譜はこちら(カワイ出版)  ▼銀幕哀吟の詩はこちら [初演データ]  委嘱団体:一橋大学コール・メルクール/大阪市立大学グルークラブ/       神戸大学グルークラブ/男声合唱団音空  初演年月日:2006年7月16日〈第40回旧三商大交歓演奏会/一橋大学兼松講堂〉  初演指揮者:窪田卓  初演団体:一橋大学コール・メルクール/...... more
Commented by k_hankichi at 2010-12-18 14:44
生きることを見据え切ったで、なんだか良いなあ。ジャパニーズ・シャンソンみたいな。
Commented by maru33340 at 2010-12-18 15:00
ええ話でっしゃろ


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