2011年 01月 10日
大河ドラマは常に成功するとは限らない
さて今年はどうかな、と昨夜の『近』を見てみたが、やはりそうそう昨年並のレベルに到達するのは難しいよう。
第一に脚本がいけない。
次にこういう台詞をこんな調子で語るのだろうなと誰もが想定できる、紋切り型で陳腐な台詞を、だらりとした現代語で語られてはたまらない。
第一話は鈴木保奈美がでずっぱりだが、年齢設定に無理があるし、長いブランクのせいかも知れないが芝居が固く、市という誇らしい人物になれておらず、物語に入りこめない。
秀吉も大げさなばかりでいただけない。
唯一の救いは、豊川悦司の信長がいかにもそれらしいのと、何より茶々の幼年期を演じた戸田愛菜の素晴らしい演技。
戸田愛菜には、凄みと武士の魂さえ感じる事が出来、これには参った。
うーん、しかしながら、やはり大河ドラマは難しいなあ…