2011年 02月 27日
「琳派芸術」を見る
ちょうど東京マラソンの一群が銀座を通過する時間帯で道を渡るためには、地下を通らなければならず、それはそれで面白い。
さて、今回の第2部には有名な「風神雷神図屏風」が展示されていて楽しみにしていたけれど、眺めているうちになんだか僕のイメージの中での「風神雷神」達と比べて随分大人しい感じがしてきた。
良く見ると、今回の「風神雷神」は酒井抱一のものだった。
僕のイメージの中の、やんちゃで動的な、まさにたった今現場に到着したばかりのような「風神雷神」は俵屋宗達のものだったのだ。
尾形光琳にも「風神雷神図」はあるが、やはり宗達のものと比べると大人しい感じがする。
「こらゃ、同じ琳派といっても随分違うじゃないか。」と、今更ながら気づいて、帰宅してから、以前買ったままになっていた吉田良氏の『俵屋宗達』を慌てて読み始めたのだ。
また楽しからずや