2011年 05月 21日
「桜の木になろう」
彼女の魅力はその「暗さ」。
ひとり物思いに沈むような表情のときその魅力は光る。
そんな彼女の表情を生かしたのが「桜の木になろう」という曲のプロモーションビデオ。
これはまさに「喪失と回復」の物語。
なかなか良いですよ。
ココ⇒
追伸
このPVは映像がとても良いので後で調べると「誰も知らない」の是枝 裕和が演出とのこと。
納得。
また、この映像で亡くなった女子高生を演じている松井珠理奈は撮影当時14歳。これは信じられない。
前田敦子、松井珠理奈。ともに独特の力を持っていますね。
メンバーはたくさん居るのでよくわかりませんでしたが、こういう光る人がいるのですね。前田敦子という人は、雑誌『東京カレンダー』の7月号に小特集があって、次のように記されています。長くてごめん。
『人間のなかに潜む「ひとりである」という真実を、その顔が何度も映し出す。素晴らしいのはひとりでいるシーンばかりではない。誰かと一緒にいるとき、ふと去来する「ひとり」の実感。決意も行動も泣くことも笑うことも最終的には自分ひとりで受けとめるしかないのだという普遍が、流れる川の水面にゆらめく月のような陰影としてそこにある。』(相田冬二)