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映画『ペーパーバード』に泣く

夏期休暇最終日は映画で。
1930年代フランコ独裁下のスペイン。

内戦で妻子を亡くした喜劇役者のホルヘは、相方のエンリケと孤児ミゲルとともに暮らしはじめる。

反体制派として軍の監視下にありながら三人は舞台に立ち続ける…

子役のミゲルが達者だし、演出のテンポも良い。

もう少し喜劇的な要素が強いかと思っていたけれど、ホルヘの反体制派としての活動や軋轢に焦点が置かれており、スペインという国においては、内戦下の傷痕は今もまだ生々しく残っているのだと実感する。

芸人となったミゲルが、晩年故郷の劇場で少年時代を語り、当時の歌を歌うラストに涙が止まらなかった。

これから秋にかけては観たい映画が目白押し。

忙しくなりそうです。
Commented by k_hankichi at 2011-08-21 22:12
生きたことがない時間、訪れたことがない街、遇ったことがない人々。そういうものごとに触れることができる、目の当たりにすることができる、そういう幸せがあるなあ。「映画って本当にいいですね。」
Commented by saheizi-inokori at 2011-08-21 22:18
それもみたいなあ。暑さが戻ると出にくくなるし、どれだけがんばれるか?
Commented by maru33340 at 2011-08-21 23:10
佐平治さん
はんきちさん
これは予想以上に渋く苦い味わいの喜劇です。
ラストの味わいの深さを是非ご堪能下さい。
by maru33340 | 2011-08-21 21:33 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)

音楽・本・映画などについての私的な感想


by maru33340
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