2011年 09月 11日
シューベルトの即興曲に魅せられた男
ピリスに続いて、内田光子、ブレンデル、リリー・クラウスと聴き、何れもそれぞれの味わいがあり、興味は尽きない。
ピリスの音色の美しさはまさに詩であり、内田光子の深淵を垣間見るような演奏は魂を震わせ、ブレンデルの演奏はまるでベートーベンのように立派な音楽、リリー・クラウスはまさにチャーミングそのもの。
今日聴いているのは、ツィマーマンの演奏。
知的で清潔な佇まいながら、ふとテンポを落とす所にえもいわれぬ詩情が漂う。
あんなに苦手だったシューベルトなのに、何故この即興曲という曲は僕を魅了してやまないのだろうか。
小生もシューベルトは「即興曲」で好きになりました。
中でもD899の3番G flat major が大好きで、分散和音に乗って奏でられる哀愁を帯びたメロディに、虜になった思い出があります。
一番のお気に入り演奏は小生の場合、やはり「ウイルヘルム・ケンプ」です。歌いまわしと強弱のつけかたが、ものすごく地味に溢れているようで、LPで40年間聴き続けています。http://www.youtube.com/watch?v=gn3FhAk8EPEで聴くことが可能です。
コメントありがとうございます。ケンプの即興曲是非聴きたいと思っています。
即興曲はちょっと別格かも知れません。騙されたと思って一度聴いてみておくれ。