2011年 09月 29日
グールドによるバード/ギボンズ作品集
このCDは友人が推薦しており気になっていて、先日NHKの朝のクラシック倶楽部においてクリスチャン・トリスターノの演奏でのギボンズの曲が大変素晴らしかったので、「そういえばあのCDにはギボンズの作品が入っていたな」と思い出し早速発注し、今日聴き始めた。
これはまさにシェークスピア時代を彷彿とさせる清潔な音楽であり、浮き世の属塵を払うような趣きの慰めに満ちた音楽である。
漱石の事を考えながら聴くのに、こんなにふさわしい音楽はなく、時代を超えて、早稲田南町で胃痛に苦しんでいる漱石の元にラジカセを持って駆け寄り、是非聴いてもらいたかった、などと埒もないことを想像したりした。
漱石も英国で、これらの音楽をきっと聴いていたのではないでしょうか。
そんな気がする。
あっ・・・。貴兄の次なる小扁の題名を、なにやら予感した。