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グールドによるバード/ギボンズ作品集

エリザベス朝時代の作曲家であるバードとギボンズの作品をグールドが演奏しているCDを聴きながら、熊倉千之の漱石論『漱石のたくらみ』を読んでいる。

このCDは友人が推薦しており気になっていて、先日NHKの朝のクラシック倶楽部においてクリスチャン・トリスターノの演奏でのギボンズの曲が大変素晴らしかったので、「そういえばあのCDにはギボンズの作品が入っていたな」と思い出し早速発注し、今日聴き始めた。

これはまさにシェークスピア時代を彷彿とさせる清潔な音楽であり、浮き世の属塵を払うような趣きの慰めに満ちた音楽である。

漱石の事を考えながら聴くのに、こんなにふさわしい音楽はなく、時代を超えて、早稲田南町で胃痛に苦しんでいる漱石の元にラジカセを持って駆け寄り、是非聴いてもらいたかった、などと埒もないことを想像したりした。
Commented by k_hankichi at 2011-09-29 22:54
良いでしょ、良いでしょ。

漱石も英国で、これらの音楽をきっと聴いていたのではないでしょうか。

そんな気がする。

あっ・・・。貴兄の次なる小扁の題名を、なにやら予感した。
by maru33340 | 2011-09-29 15:36 | お勧めの本 | Trackback | Comments(1)

音楽・本・映画などについての私的な感想


by maru33340
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