2012年 04月 21日
ぼんやりした頭で読む『原稿零枚日記』
大層疲れたけれど、日々成長していく新入社員と接するのは楽しかった。
しかしさすがに今日は疲労困憊。
終日自宅で音楽を聴きながら、小川洋子の『原稿零枚日記』(集英社)を読む。
読みながら何度もうつらうつらしつつ、夢と現実を往還しながら、小川洋子独特の世界を楽しむ。
ある作家の架空の日記というスタイルで、現実がいつの間にか幻想の世界に溶け込んで行くような世界は、いかにもこの作家に相応しい。
久しぶりに物語の世界に遊びました。
まさに至福のまどろみの時でありました。
まさにオアシスですね。渇いた喉に凄烈な水が染み込むように物語が染みてきました。