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バーンスタイン指揮ウィーンフィルによる「大地の歌」に泣く

先日聴いたバーンスタイン指揮ウィーンフィルによる「さすらう若人の歌」があまりに素晴らしかったので、今日は「大地の歌」を聴いた。

この演奏は通常アルトで歌われるパートをバリトンが歌っている。
この演奏でのバリトンは、先日亡くなったフィッシャー・デーィスカウが歌っていて、これが実に素晴らしい。

正直僕は今まで彼の歌をあまり良いと思ったことがなかったけれども、これは全くの間違いであった。

「告別」の章での歌唱は、なんと感情や言葉を大切に丁寧に歌われていることか。

バーンスタインの指揮も曲への共感を全面に出し、当時あまりマーラーを積極的には演奏していなかったウィーンフィルもバーンスタインの熱が乗り移ったような熱い演奏を聴かせてくれる。

今まで何故こんなに素晴らしい演奏を聴かなかったのかと、自身の不明を恥じました。
Tracked from yurikamomeの妄.. at 2012-06-28 08:03
タイトル : 神奈川フィルハ定期演奏会連動企画、バーンスタイン指揮ウィ..
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会連動企画、バーンスタイン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団でマーラー作曲、交響曲「大地の歌」。  ハイティンクの演奏でのキングつながりでバーンスタインの66年の録音。  ハイティンクの時よりもキングはひたむきに歌っているけど、ちょっと粗っぽいのは指揮者のせいかどうかは知らない。実際オケもちょっと粗い気がしないでもない。  というより、細部なんてどうでもなりふり構わず感情に没入するそのことを鑑賞するような演奏。ともかく、この演奏はウィーン・フィルの繊...... more
Commented by k_hankichi at 2012-06-28 06:09
フィッシャーディスカウの俳優然とした押し出しに、これまで僕は、かなり気後れし、強いて近づこうとはしていませんでした。

バーンスタインにも情念指揮然についてもしかり。

目をつむって耳を傾けなけなければ。
Commented by maru33340 at 2012-06-28 07:31
やはり、思い込みは捨てて、無心で音楽に耳を傾けねばと思うた。


Commented by yurikamome122 at 2012-06-28 08:07
最近、この曲を集中的に聴きまして、この二人の顔合わせの豪華さを再認識すると共に、なんといってもフィッシャー=ディスカウの素晴らしさは認めないわけには参りませんでした。超絶技巧のテクニックに冷静な歌いっぷり。うまいと言うことのレベルが違いますよね。
Commented by maru33340 at 2012-06-28 08:32
yurikamomeさま
コメントありがとうございました。
本当に4楽章はぞくぞくするようなスリルがありました。
フィッシャー=ディスカウは、やはり不世出の大歌手でありました。
by maru33340 | 2012-06-27 23:25 | お勧めの本 | Trackback(1) | Comments(4)

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by maru33340
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