2012年 08月 16日
浅草公会堂、夏の恒例「住吉踊り」
GWに続き浅草演芸ポールへ。
夏の恒例「住吉踊り」を初めて見る。
志ん朝が始めた公演ということで、どんなもんかな、という興味で見た。
なるほどなあ、という感想。
お目当ては、権太楼、さん喬、喬太郎、そして初めて聴く一之輔。
権太楼、さん喬は、この後鈴本があるから手堅く。
先日来ファンになった喬太郎は、枕はほとんどなく、「粗忽長屋」へ。
ほとんど原典に忠実に、毒も封印しながら、ちらりと「らしさ」を見せ演じる。
ではありながら、今日一番受けていたのは喬太郎。
後れ馳せながら、今、時代は喬太郎かとふと思う。
一之輔は、小三治推奨の新真打ち。
演目は「夏ドロ」。
今まで縁なくてようやく聴けた。
15分の浅草ではその実力をはかることは出来ないので、迂闊はことは言ってはいけないけれど、なんとなく高座が暗いのが気になった。
評価は一旦保留。
帰りに、路地裏のバー「サンボア」でハイボールを一杯。
仕上げは「尾張屋」で冷酒に天せいろ。
やはり、夏の寄席はいいもんです。
亡母と行った住吉踊り、そのときはまだ志ん朝が元気でした。