2012年 09月 08日
カレル・アンチェルのショスタコーヴィチ
(ちなみにラインスドルフのマーラーも名演の割に話題にならないのも不思議。)
昨日は、夕方神保町に行きアンチェル指揮によるショスタコーヴィチ交響曲の五番とブラームスの交響曲一番を見つけて購入した。
今、ショスタコーヴィチを聴き終え、これもまた名演であると感じ入った。
特に二楽章の苦い味わいと三楽章の寂寥は、この曲のイメージさえ変えてしまうほど素晴らしい。
1961年の録音なのに、まるでオーケストラが目の前にいるように鮮明な事にも驚愕した。
アンチェル恐るべし。
Wikiより。“1939年にチェコがナチス・ドイツの支配下に入ると、ユダヤ系だったアンチェルはプラハ響を追われ、家族全員が1942年11月12日にはテレジーンの強制収容所に送られる。さらに1944年10月15日にはアウシュビッツに移送、収容所で家族は虐殺され、アンチェルのみが生還した。”
演目はもちろんそのショスタコーヴィチ。小泉和裕指揮、博神奈川フィルハーモニー。
妻は初めて聴いた曲らしく、「何だか重々しく勇ましい曲、パーカッションが華々しかったぁ~」 。
駅まで迎えに行ってあげた車のなかで、こんな曲だったろ、こうだろ、と口で曲マネをして歌ってやると、「あぁ~、それそれ、そういうやつ」。
なお真似をしていると、「やかましい~」。
移動コンサートルームは玉砕しましたです、はい。
マーラーを良く聴きましたなあ。