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室内楽のようなマタイ

室内楽のようなマタイ_f0061531_5561262.jpg

最近、僕の中で「マタイ受難曲」が再びマイブームになっている。

手元にあるリヒター、メンゲルベルクによる演奏を聴き、やはりなんと奥深く深遠な曲か、と改めて魂の深い部分を揺さぶられるような感銘を受けている。

しかし、どちらも生涯にそう何度も聴き返せるような演奏ではないので、歌詞を追いながら繰り返し聴ける演奏はないかと探していて、クイケン指揮による古楽器による演奏を手に入れた。

これは楽器編成、合唱編成も少人数であり、最初は少し戸惑ったけれど、次第にその透明感のある室内楽のような響に魅せられてしまい、今では一番の愛聴盤になった。

まるで、一人で遠い旅をしている途中に、偶然見つけた人里離れた教会を訪ね、ふいにその演奏の場に出会ったような、静かで深い祈りの姿に魅せられてしまいました。
Commented by Ich at 2012-12-16 17:27 x
なんて素晴らしい表現でしょう!静かに音まで聴こえてきます。
Commented by k_hankichi at 2012-12-16 19:11
ああ、これは聴いてみたいです。古楽器との組み合わせというのも、原型というか、枯淡なる響きがありそうですね・・・。
Commented by maru33340 at 2012-12-16 23:04
Ichさん
はんきちさん
久々のおふたり揃ってのコメント並びが嬉しかった(笑)
これは本当に素晴らしい演奏で、初めて神保町で聴いた、あのスターバト・マーテルのようなマタイと言えば、はんきちさんには一番伝わりやすいかな。
Commented by k_hankichi at 2012-12-17 07:20
ああ、あの、神の世界がすぐそこにある感覚だね。必聴であるのね。
Commented by maru33340 at 2012-12-17 09:01
超必聴すぎくねー、みたいな(笑)
by maru33340 | 2012-12-16 05:56 | お勧めの本 | Trackback | Comments(5)

音楽・本・映画などについての私的な感想


by maru33340
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