2013年 12月 09日
月曜朝のディーリアス
午後から少し講演をしなければならないので、新幹線の中で、ディーリアスのバイオリン・ソナタを聴きながら最後の確認をしている。
この曲はnumabe さんのblogを読んでいて聴きたくなりAmazonで取り寄せたもの。
演奏は、イギリスの女性バイオリニストのタズミン・リトル。
ディーリアスのバイオリン・ソナタを僕は今までちゃんと聴いたことがなかったけれど、実に素晴らしい曲で、今まで聴かなかったことを後悔した。
メロディは美しく、親しみやすく、夕暮れの景色のように微かな哀愁が漂う様には溜め息が出るよう。
タズミン・リトルの演奏は、確かな技術に裏付けながらそれを誇示することなく、微かな微笑みを絶やすことなく穏やかに自然に聴くものの心に染みてくる。
ただ、ジャケットが、numabe さんが書かれているようにバイオリンをあしらった無粋なdesignでがっかりなのが残念だったけれど、ウォークマンに転送した所、そちらで見られるジャケットが、セピア色の背景にリトルが映っているいかにもディーリアス的な風景だったので少し気を取り直しました。
ディーリアスの音楽は、これからのマイブームになりそうです。