2014年 06月 16日
純度100%のスカルラッティ
会社のクラシック音楽ファンお勧めのアレクサンドル・タローの演奏によるスカルラッティのソナタを聴いている。
スカルラッティの音楽は、どこか別の星の音楽のような趣があり、時に鋭利な刃物を首筋にすっと突きつけられるような怖さがあるけれど(特に、ポゴレリッチの演奏!)、このアレクサンドル・タローはそうした怖さはそれほど感じない。
そのかわり、ここには純度100%の冷たい水を飲み干すような爽快な心地よさがある。
これからの、蒸し暑く寝苦しい季節に聴けば最高の清涼剤になるであろう素敵な演奏だ。