2015年 08月 14日
クープランとラモー、清潔な音楽のこと
まさに「神」と言いたいスカルラッティー、詩情に満ちたドビュッシーとラヴェル。
モーツァルトでのふとしたためらいの気配。
バッハでは早めのテンポですっきりと。
録音は古いけれど、いずれ劣らぬ名演の数々を聴いているうちに、いつしか立秋も過ぎた。
今日が日中は暑さが戻ったけれど、それでも湿度は一時ほどではないし、朝窓を開けると、少し肌にひんやりとした空気が入り込んできて、秋の気配を感じる。
朝の涼しさにふさわしいのは、クープランやラモーらの清潔な音楽。
クープラン(1668-17339)とラモー(1683-1764)は、共にフランスバロック時代の作曲家。
その音楽は、洗練されていて機知に富んでいて、少し神秘的な雰囲気がある。
(その思わせぶりな表題のせいかも知れないけれど)
しかしながら、この二人の曲はぼんやりと聴いていれば良く似ていて、昔学生時代のクラシック音楽のサークルに在籍していた時に、この二人の曲の事を知っていれば、ランダムにかけて、「今のはどちらの曲でしょう?」なんて遊んでいたかも知れない。
ふと、この二人には面識があったのかな?という疑問が浮かんで少し調べてみたけれど、さっと見たところではそのことに言及している記事は見当たらない。
実際の所はどうなんだろう?
しかし、何よりその演奏が素晴らしいです。