昨夜は台風の影響を受け激しい風雨でマンションがガタガタと揺れ続けた。
眠ることが出来ず久しぶりにフォーレの室内楽を大きな音量でかけて過ごした。
演奏はエラートのヴィア・ノヴァ弦楽四重奏団やジャン・ユボーのピアノを中心にしたもの。
学生時代に何度も聴いた演奏なので、とても懐かしい。
激しい風の中聴くフォーレのアレグロ楽章は、風に立ち向かって一人歩み続ける孤独な人の趣きがあり、また違った味わい。
風のおさまった今朝はフォーレのヴァイオリン・ソナタを聴いている。
その半音階的な無限旋律が、青とグレーが混じる朝の空の色に良く似合う。