2016年 09月 22日

何十年ぶりの…

昨夜、来月会社を卒業される先輩がアートハウスの展示を見に来て下さったので、ささやかな送別の宴を開きあれこれ歓談し愉しい夜を過ごした。

話の中で、昔僕の上司だった人と先輩が同期だったことを知った。

もう何十年も前の事だからもう時効だけれど、その頃の部門長が非常に激しい人で、ふとしたことで僕はその人の逆鱗に触れて半年くらい仕事を与えられず単純作業しかさせてもらえない時期があった。
(今ならパワハラとして訴える事例かも知れないけれど当時はそんな言葉さえなかった…)

その時の僕の上司(先輩の同期)はとても穏やかで、玄人はだしの絵を描くような文化人でとても尊敬していたのだけれど、その時は部門長を怖れて僕をかばってくれることはなく、会社でも口をきくこともないまま転勤で別れて以来今まで一度も会うことはなかった。

その時期はとても辛い時期で、ひどい心の傷になり、あれから何十年も経つのにいまだに時々古傷のように思い出すことがあった。

昨夜先輩からその上司だった人から「あの時は彼(僕のこと)にとても悪いことをしてしまった。もし会うことがあったら本当に申し訳なかった、と伝えてほしい」と言われたのだと教えてもらい、彼も長く辛い時期を過ごしていたのだと知り、涙が止まらなくなった。

何十年ぶりに凍っていた時間が溶けだし、胸のつかえが降りたような気がした夜だった。
[PR]

by maru33340 | 2016-09-22 20:18 | 未分類 | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : http://maru33340.exblog.jp/tb/26020129
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by k_hankichi at 2016-09-23 06:05
言葉のちからには、量りしれないものがありますね。そしてそれは、言われた側だけではなく言った側にも等しい力が掛かっているのですね。「掛かった力」というのは、目では見えないだけに本当におそろしいと思います。
Commented by maru33340 at 2016-09-23 07:23
うん、その通りだね。
言葉は時に人を傷つけ、時に人を救う大きな力を持っている、のだと思う。
Commented by Oyo- at 2016-09-23 08:23 x
社内でそのような事があったのですね。お辛かったでしょう。時が解決してくれますがもやもやの心は相手の人も深く傷ついていたのだと思います。先輩と飲む機会を得て良かったですねー。
Commented by maru33340 at 2016-09-23 22:00
ありがとうございます。


<< 理想のショパンとは      晩夏の夜更けに >>