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漂泊に誘う秋の雲

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朝起きてベランダに出れば空気が肌寒い。

空高く広がる秋の雲を眺めていると『奥の細道』冒頭の

「いずれの年よりか 片雲の風にさそはれて 漂泊の思ひやまず」

という言葉を思い出し、行き先も定めぬ旅に一人出たくなってくる。

此道や 行人なしに 秋の暮 芭蕉
Commented by saheizi-inokori at 2017-09-21 09:07
「小さな空」を求めてさすらいたいですね。
Commented by maru33340 at 2017-09-21 12:25
さへいじさん
はい、さすらいたいです、とても。
Commented by uma- at 2017-09-21 21:29 x
こんばんは、通りすがりの者です。
シューベルトのピアノソナタ第4番の第1楽章は、芭蕉の句「旅に病んで 夢は枯野を 駆け巡る」を見事に表現しているような気がしています。ロマン派の先駆けとしてピアノソナタでは最初の重要な足跡です。独特なファンタジーあふれる世界。ミケランジェリの演奏したCDが気に入ってました。
https://www.youtube.com/watch?v=_zHeYvpitio
Commented by maru33340 at 2017-09-22 07:49
umaさん
コメントありがとうございます。
シューベルトのさすらう魂には確かに芭蕉に通じるものがあるように思います。
Commented by k_hankichi at 2017-09-23 12:37
向こうのほうからこちらへと漂っている、すじ雲は、だんだんと開いていくようで、なにか安堵感に包まれます。
Commented by maru33340 at 2017-09-23 13:33
そう、なんだか安心感ある。
by maru33340 | 2017-09-21 07:23 | 未分類 | Trackback | Comments(6)

音楽・本・映画などについての私的な感想


by maru33340
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