ここ数日あまりに冷えるから部屋に炬燵を入れた。
炬燵に入り部屋を眺めていると見慣れた景色が新鮮に見えるし、何よりとても落ち着く。
窓から見える夕景や朝の雲がゆっくり動いている様子も好ましい。
「座る位置からの眺め」が落ち着くのは、やはり長く日本人が見てきた風景の潜在的記憶が僕の中にもあるからだろうか?
写真は明日12月12日が命日(であると同時に誕生日)である映画監督小津安二郎の『東京物語』のワンシーン。
小津の代名詞であるローポジションも、やはり座る位置からの眺めのもたらす安心感を与えてくれます。