2017年 12月 27日
暮れに聞きたくなる落語は
いつもさへいじさんのブログを読みながら「ああ、寄席に行きたいなあ」とため息をついている。
中学生の頃偶然テレビで落語を見て以来、すっかりその語りの世界に魅せられた。
演目は確か先代三遊亭円楽の語る「中村仲蔵」。
歌舞伎の世界を描いたこの渋い噺をどれだけわかったのか心もとないけれど、以来今に至るまで時々寄席に行ったりしながら細々と聞き続けている。
暮れになると聞きたくなる落語は「文七元結(ぶんしちもっとい)」。
娘を見受けする金を、あづま橋から身投げしようとしていた見ず知らずの若者に与えて救った(もう愚か寸前の)江戸っ子の心意気は、何度聞いても心打たれます。
そうだ、今夜はこの噺を聞きながら眠ろう。