2007年 12月 02日
ネヴィル・マリナーのブラームス
これは素晴らしいブラームスでした。
緊密でいて、すべての旋律が美しく有機的に絡み合う。
流麗でありながら力強い。
堅固なのにしなやか。
3楽章など、とても83歳とは思えないエネルギーに満ちている。
終楽章のパッサカリアは息も出来ないくらいの緊張感に満ちていながら、音楽が硬直したりせず常に流れている。
インタビューも大変面白かった。
そのインタビューの中で、マリナーの師でありブラームスの友人でもあったピエール・モントゥーが、生前「天国でブラームスに会ったら、満足な演奏が出来なかったとについて謝らなくては・・・」と語っていたというエピソードを紹介していましたが、今日のマリナーの演奏をブラームスが聴いていたらきっと満足してくれたのでは・・・
マリナーという指揮者がこんなにすごい人だったとは・・・
少しずつ、ベース、頑張ってください。