2008年 02月 17日
竹久夢二に関するメモ
ここは小さいけれどなかなか良い記念館。
この記念館で晩年の夢二がヨーロッパに行き、当時台頭していたナチスによるユダヤ人迫害運動に抗してユダヤ人を助ける活動をしていた事を始めて知りました。
生涯聖書を手放さなかったことも。
いわゆる「夢二調」からイメージしていた人物像とは違う夢二がそこにいました。
帰宅してから、晩年の夢二については、松岡正剛さんが「千夜千冊」(292夜)に書いていることを知り、夢二像を少し新たにしました。
ベルリンの夢二は、ユダヤとの関わり、ヨハネス・イッテンとの関わりの二点において、刮目すべき時期です。
かつてそのあたりのことを夢二の日記を紹介しながら書いたことがありますので、参考まで;
そこにリンクしてある加藤哲郎さんの研究のページに詳しく論じられています。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=325457&log=20030601
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=325457&log=20040127