2008年 03月 23日
名残の金沢散歩
この所休日出勤が続いたので今日はおやすみ。
来週からはそろそろ部屋の片付けをしなければいけないので、ゆっくり出来るのは今日が最後かと思い、幸い四月中旬並みの陽気に誘われ、名残の金沢散歩に繰り出しました。
お昼は美味い中華料理屋「仙桃」でランチを食べてから、金沢周遊バスで、兼六園経由で香林坊へ。
五木寛之さんゆかりの喫茶店「ローレンス」に行き、記念に五木さんがいつも座っていた席に座らせてもらう。
その後、シネモンドで山崎ナオコーラ原作の映画『人のセックスを笑うな』を楽しむ。
(この映画での永作博美は大変魅力的!もちろん蒼井優も…)
バスで武蔵が辻まで戻り、くらがり坂を降りて、主計町から中の橋を渡り最後は東山の「あうん堂」さんへ。
夕食は行きつけの居酒屋「仁や」でゆるゆると過ごす。
充実した一日を過ごし、明日からの仕事の英気を養いました。
五木寛之さんは金沢にお住まいになってからもう相当長くなったようですね。印象としてはどうしても九州・筑豊のイメージが強いのですが。
若い頃に読んだ「戒厳令の夜」の壮大なサスペンスに一気に引き込まれました。アウトローの血を静かに潜めながらも、人間として真っ当な感覚を忘れない姿勢に敬意を感じます。
余談ながら、「風に吹かれて」に描かれている五木さんが足繁く通ったという遊郭街があった街に、今、私は住んでいて何かしらのご縁も感じたりしています。五木さんの若い頃の街の面影は今はもうないでしょうね。
そしてもう一つ、この街は芭蕉と弟子の曽良の奥の細道への道中の出発点でもあります。
コメントありがとうございました。
連日送別会が続き、お礼が遅れました。
「戒厳令の夜」は私も20代の頃はまりました。
そういえば、先日、「あうん堂」さんにひょっこり五木寛之さんが訪ねて来られたそうです。
これも、何かの縁ですね。