2008年 04月 03日
花冷え
ここ数日まさに花冷えという言葉通り、ひどく冷え込む。
風邪の名残の咳もなかなか止まらない。
さて、引越しに備えて、本の整理をしていくなかで、自然に残す本のジャンルが固まってきてるよう。
日本の古典、落語、能、俳句あたりはやはり捨てがたい。
作者では、白州正子さん、須賀敦子さん、吉田秀和さんの本は残る。
この所の古典志向ますます強まってきているよう。
今は机の傍らに歳時記を置いてパラパラとめくっている。
花冷えを詠んだこんな俳句が少し心に染みてくる。
花冷えの闇にあらわれ篝守 高野素十
一燈にみな花冷えの影法師 大野林火