新・クラシック音楽と本さえあれば

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2011年 09月 26日 ( 1 )


2011年 09月 26日

漱石巡礼

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昨日から、漱石つながりで、『旅する漱石先生』(牧村健一郎著、小学舘)という新刊本を読み始めた。

大学生の頃、僕は漱石生誕の地である早稲田喜久井町に住んでいたけれど、晩年(明治40年から大正5年まで)漱石が過ごした「漱石山房」が、そのすぐ近くの早稲田南町にあり、今は「漱石公園」として整備されている事は、その本を読むまですっかり忘れていた。

幸い医者からちょっとした外出なら許可が降りたので、約30年振りに、早稲田喜久井町を訪れた。

最初に、かつて僕が過ごした家や、両親が転勤で関西に戻ったために住んだ古い下宿屋を訪ねたけれど、跡形もなく、辺りは駐車場になっており、改めて30年の歳月を思った。

漱石生誕の地の石碑を確認した後、早稲田の駅から、ゆるやかな坂を登り降りして10分程歩き「漱石山房」跡地に着いた。

ここには漱石が飼っていた猫・犬・小鳥のための供養塔(猫塚)や「漱石山房」のベランダ風の回廊が復元されている。(写真)

漱石生誕150年にあたる平成29年を目標にかつての「漱石山房」を復元する計画もあるらしい。

早稲田駅近くの書店で漱石の随筆『硝子戸の中』を購入し、電車の中でパラパラと眺めていたら、「喜久井町」という町名は、漱石の父が夏目家の家紋である井桁に菊の模様にちなんでつけたという事を知る。

曇天の空からぽつりぽつりと降る雨は漱石からの「まあ、良く来てくれたね。またいらっしゃい。」というメッセージだったのだろうか…
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by maru33340 | 2011-09-26 14:03 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)