新・クラシック音楽と本さえあれば

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2006年 03月 31日

『青空の卵』(坂木司)

転勤や家族の引越し・社内体制の変更などで全くブログの更新が出来ませんでした。
そんな慌しい毎日の中読んだこの『青空の卵』はとても素晴らしい本でした。

幼い日に受けた心の傷によって引きこもりとなった名探偵とその友人である僕=坂木司。
二人の関係がとても好ましく優しく心がきれいになるような本です。
文章も素晴らしく、一服の清涼剤に触れた気持ちになります。

青空の卵
坂木 司 / 東京創元社
ISBN : 4488457010
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by maru33340 | 2006-03-31 21:42 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2006年 03月 18日

近況など

4月に富山に転勤することが決まり、今週は3日間の出張もあったりで、ブログの更新が出来ませんでした。
今度は初めての雪国、初めての単身赴任です。
北陸という地は僕には未知の世界なので、楽しみにしています。

そういえば以前読んだ本で、ある外国のジャーナリストが、
「北陸は裏日本というと聞いていたので、多少の不安を感じて足を踏み入れた所、そこには思いがけす、美しい自然と人情が残されていて、なるほど日本人はとても奥ゆかしい民族なので、本当に良いものは裏にしまっておいて、あまり多くの人には見せないようにしているのだな、と感じた。」
と書いていたのを思い出し、いよいよ赴任が楽しみになってきました。
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by maru33340 | 2006-03-18 10:20 | お勧めの本 | Trackback | Comments(1)
2006年 03月 12日

『ありがとうおかげさま』(下村満子、海竜社)

シンポジウム「いのちとは何か生きるとは何か」での、稲森和夫、村上和雄、米沢富美子、渥美和彦、中森じゅあん、下村満子ら6氏の基調講演を基に再構成された本です。
それぞれ専門領域は異なりますが、従来の科学的発想を超えた宗教的英知に触れるという点で6名の考え方に共通する部分があります。

その根底には、「どうすれば生きているという事実そのことに感謝をして生きていくことができるか。」というこれからの時代を生きていく上で鍵となる真摯な問いかけがあり、考えさせられる部分が多くありました。

「自分の今ある状況は、すべて自分自身の思いがつくったものである。」という考え方は、まさに普遍の真理かも知れない、と最近つくづく思います。

ありがとうおかげさま―いのちとは何か生きるとは何か
下村 満子 村上 和雄 米沢 富美子 稲盛 和夫 渥美 和彦 中森 じゅあん / 海竜社
ISBN : 4759308849
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by maru33340 | 2006-03-12 10:52 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2006年 03月 10日

「ようこそ先輩」(石田衣良)

先日(3/8)放送の石田衣良さんの「ようこそ先輩」を観た。
小学生を相手に150KMのストレートを、全力で投げるような授業でした。
この人はまだまだもっと遠くまで行く人であると実感しました。
「自分の居場所はどこにあるのか」
という問いは、小学生も、石田さんと同世代の、中年真っ只中の僕のような人間にとっても、真剣に向かい合うべき問いであると思います。
素晴らしい授業でした。
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by maru33340 | 2006-03-10 23:21 | TV | Trackback | Comments(3)
2006年 03月 08日

『森に還る日』(星野道夫、PHP文庫)

毎月一冊づつ刊行されるこの星野道夫さんの写真と文章を納めた文庫本を、楽しみに待つようになった。
この『森に還る日』は2月に発売されて公私ともに多忙につき、枕元に置いたままになっていたのを昨夜読み終えた。
やはり深いため息とともに読み終えた。

例えば次のような言葉、

植物たちの声、森の声を
私たちは聞くことができるだろうか。
あらゆる自然に
たましいを
吹き込み、
もう一度
私たちの物語を
取り戻すことは
できるだろうか。

ここには神話が生まれるときの息遣いのようなものを感じて、しばし慄然たる思いになる。

森に還る日―Michio’s Northern Dreams〈4〉
星野 道夫 / PHP研究所
ISBN : 4569665721
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by maru33340 | 2006-03-08 00:03 | お勧めの本 | Trackback(1) | Comments(0)
2006年 03月 05日

『40 翼ふたたび』(石田衣良、講談社)

石田衣良さんの新刊『40 翼ふたたび』を一気に読了しました。
「40代」という作者と同世代への応援歌です。
少し甘いかなとも思いながら、同世代である僕には、ほろ苦くも身につまされて読み終えました。

例えば次のような言葉が心に残ります。


四十歳という年齢では、ほとんどの夢はかなうはずのない幻として、身体から自然に抜け落ちている。
まだ青春のさなかにある人間はいうかもしれない。夢も希望もない人生なんて生きる意味がない。だが、それが違うのである。ほんとうは自分のものではない夢や希望によって傷つけられている人間がいかに多いことか。本心では望んでいないものが得られない、そんなバカげた理由で不幸になっている者も、この世界には無数にいるのだ。
余計な荷物を全部捨ててしまっても、人生には残るものがある。それは気持ちよく晴れた空や、吹き寄せる風や、大切な人のひと言といった、ごくあたりまえのかんたんなことばかりだ。


40 翼ふたたび
石田 衣良 / 講談社
ISBN : 4062133008
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by maru33340 | 2006-03-05 19:41 | お勧めの本 | Trackback(3) | Comments(1)
2006年 03月 05日

『出社前に読むブッダのことば』(奈良康明監修、俊成出版社)

本棚の整理をしていて、以前読んでいたこの『出社前に読むブッダのことば』をなにげなく読み返していて、
「なるほど人生を迷いなく生きるための智慧は、すべてブッダの言葉の中に書いてあるなあ。」
と改めて痛感しました。

有名な次のような言葉は、時代も、世代も、職業も超えてすべての人にあてはまる「真理」かも知れません。

自らを灯火とし、自らをよりどころとせよ、他を頼りとしてはならない。
この法を灯火とし、よりどころとせよ、他の教えをよりどころにしてはならない。

常に自己は自分の主である。自己は自分の帰趨(よるべ)である。故に自分をととのえよ。

太陽が現れて、明るいと見るのもひとときの心であり、太陽が隠れて、暗いと見るのもひとときの心である。


これらの言葉を自分自身の毎日の生活の中で実践できれば、毎日を心穏やかに生きていけるのでしょうね・・・

出社前に読むブッダのことば
新サラリーマン生活研究会 奈良 康明 / 佼成出版社
ISBN : 4333019443
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by maru33340 | 2006-03-05 11:07 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2006年 03月 03日

『美の死』(久世光彦、筑摩書房)

昨夜、久世光彦さんの訃報に接しました。

まだまだお元気で、新刊を書店で見ることが出来ると思い込んでいたので、とても驚きました。
久世さんのドラマも本も好きでしたが、中でもこの『美の死』という書評集は、久世さんの美学が隅々まで行き届いた本で、一番気に入っているものです。
3月には文庫にもなるので、また読み返したいと思っていた矢先の訃報でした。

文章で酔わせる稀有な作家を失ったことを大変残念に思います。
ご冥福をお祈りいたします。


美の死―ぼくの感傷的読書
久世 光彦 / 筑摩書房
ISBN : 4480814345
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by maru33340 | 2006-03-03 08:40 | お勧めの本 | Trackback(1) | Comments(8)
2006年 03月 01日

『道をひらく』(松下幸之助)

わけもなく心ざわつき、心屈する日々が続く時、ふと松下幸之助の言葉を読みたくなることがある。
今日その松下幸之助の『道をひらく』を赤鉛筆で線を引きながら読んでいて、次のような言葉を読みながら恥ずかしながら涙がでそうになった。

他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。


道をひらく
松下 幸之助 / PHP研究所
ISBN : 4569534074
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by maru33340 | 2006-03-01 19:50 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2006年 03月 01日

『白秋と茂吉』(飯島耕一、みすず書房)

飯島耕一さんの『白秋と茂吉』を少しずつ読み始めました。
「丁寧に本を読んでいく」ということがどういうことなのかを教えてくれる良い本です。
まだ茂吉の章まで到達していないのですが、著者を見習って丁寧に読んでいきたいと思っています。

白秋と茂吉
飯島 耕一 / みすず書房
ISBN : 4622070650
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by maru33340 | 2006-03-01 08:38 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)