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2007年 01月 30日

『アルフォンシーナと海』(波多野睦美、つのだたかし)

今度富山に、古楽の歌い手エマ・カークビーが来る事を教えてもらい早速コンサートのチケットをネットで購入しました。
古楽つながりで、ダウランドを歌う波多野睦美さんの『アルフォンシーナと海』を取り出して聴き返しましたが、やはりこれはとても良いCDです。
波多野さんの澄み切った声が切なくなるほどであり、リュートの音もとても心地良いもの。
オーケストラの魅力も捨てがたいものありますが、最近次第に室内楽や声楽といった小さな音楽にひかれています。

アルフォンシーナと海
波多野睦美&つのだたかし / / ワーナーミュージック・ジャパン
ISBN : B00007GREH
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by maru33340 | 2007-01-30 19:50 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(0)
2007年 01月 28日

『「日本文学史序説」補講』(加藤周一)

法事のため埼玉の自宅への行き帰りの列車の中でこの本を読了。
講義を元に作られているので読みやすく、きちんと赤鉛筆で線を引きながらとても楽しんで読み終える事が出来ました。
「日本文学史序説」は所々拾い読みしていましたが、この本を手引きに今度は「序説」を通読したいと思います。


『日本文学史序説』補講
加藤 周一 / / かもがわ出版
ISBN : 4780300541
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by maru33340 | 2007-01-28 18:28 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2007年 01月 25日

森光子は名女優であった

「拝啓、父上様」を観る。
この間の日曜日に、神楽坂を散歩したばかりなので、見覚えのある風景に感慨を覚え、ますますこのドラマにはまっています。

しかし、今回の発見は「森光子は名女優であった。」ということを改めて発見したことが大きな収穫でした。
年齢的に彼女の舞台は(素晴らしいとは聞いてはいたものの)観たことはなく、その実力に接したことがなかったので、どちらかといえば「有名だけれど自分には無縁の世界の人」と思っていたのですが、今日のドラマで八千草薫(本当に可愛い)と対峙する場面はあまりにすごく、森光子が名女優であったことを改めて自分の眼で確認しました。
(思わず杉村春子かと思ったほど・・・)
いやあ、認識不足ですいませんでした。
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by maru33340 | 2007-01-25 23:36 | TV | Trackback | Comments(0)
2007年 01月 23日

『ジャスミン』(辻原登)

富山から自宅へ帰宅する列車の中で、この)『ジャスミン』を楽しみながら読みました。物語の醍醐味に満ちた少し古風でロマンティックな恋愛小説の世界を堪能しました。随所にちりばめられたジャスミンの香りとモーツァルトのハイドンセットが良いスパイスとして効いています。

ジャスミン
辻原 登 / / 文藝春秋
ISBN : 4167316102
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by maru33340 | 2007-01-23 07:55 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2007年 01月 22日

『書評家〈狐〉の読書遺産』(山村修)

昨年逝去された山村修さんが「文学界」に連載していた「文庫本」の書評をまとめた本が出版されました。
〈狐〉の書評の切れ味はここでも健在ですが、そう思い読むこちらの気持ちが原因なのか、どこか一冊一冊を愛惜するような風情に満ちているように感じました。
例えばキケロの『老年について』からの次のような引用。
「果物でも、未熟だと力ずくで木からもぎはなされるが、よく熟れていれば自ら落ちるように、命もまた、青年からは力ずくで奪われ、老人からは成熟の結果として取り去られるのだ」

書評家〈狐〉の読書遺産
山村 修 / / 文藝春秋
ISBN : 4166605526
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by maru33340 | 2007-01-22 08:42 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2007年 01月 21日

神楽坂へ

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埼玉の自宅へ帰宅し、「拝啓、父上様」の舞台である神楽坂散策に出かけて来ました。やはり今、神楽坂(や下町散策)はちょっとしたブームのようで、若い女性が朝から観光に来ていました。なんだかこちらもミーハーのようで、いささか恥ずかしい限りですが、神楽坂の細い路地はやはり風情があり、いいものでした。(写真は毘沙門天様です。)
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by maru33340 | 2007-01-21 15:32 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2007年 01月 14日

『緋牡丹博徒 お竜参上』、『緋牡丹博徒 花札勝負』(加藤泰)

先日始まったドラマ『拝啓、父上様』で、黒木メイサの落とした林檎が坂を転げ落ちるシーンに息を飲んだと書きましたが、numabeさんのブログのコメントの中で、このシーンが加藤泰監督の『緋牡丹博徒 お竜参上』において、蜜柑が雪の中を転がるシーンへのオマージュ(目配せ)であると教わりました。
早速検索してみると、ネットでこの映画を観る事が出来ることがわかり、昨日『緋牡丹博徒 お竜参上』をダウンロードし、観てみました。
これは本当に素晴らしい映画でした。

加藤泰監督の映画は、初めて観たのですが、主演の藤純子(当時)の凛とした美しさ、菅原文太の惚れ惚れするほどの格好良さが最大限に生かさたカメラワークの切れ味の良さ(特にその目のクローズアップの凄さ)に打たれました。
件の蜜柑が雪の中を転がるシーンは、全編のクライマックス。『拝啓、父上様』の林檎のシーンと同様に、まさに秘めた恋心の象徴になっていました。

あまりに面白かったので、今日は、同じシリーズの『緋牡丹博徒 花札勝負』を観ましたが、こちらも名作。
藤純子はあまりにも美しく、気品と抑制した色香に満ち、アラカンの親分は威厳に満ちている。そして特別出演の高倉健の格好良さは絶品です。
この映画では、藤純子が高倉健に傘を手渡すシーンがクライマックスで、これが秘めた恋心を見事に表現する小道具になっていました。

加藤泰、素晴らしい監督です。

緋牡丹博徒 お竜参上
藤純子 / / 東映
ISBN : B0002VL6BO
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緋牡丹博徒 花札勝負
藤純子 / / 東映
ISBN : B00008KKVD
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by maru33340 | 2007-01-14 18:07 | 映画 | Trackback | Comments(2)
2007年 01月 13日

『ふるさと隅田川』(幸田文)

今日購入の、幸田文による『ふるさと隅田川』を読み始め、その文章の良さに陶然としています。
この人の文章が良いことは周知のことですが、あらためてその言葉の使い方、文章の流れの良さにうたれました。
たとえば、この本の中の「雪」という随筆の次のような文章にひかれます。

「空から降ってくるものはほんとにいい、しぐれも雹も雪もみんないい。去年は暮れから春にかけて、実に雪が多くて楽しかった。
夕がた八時ごろ、ちょっと用を思ひたつたまま訪ねて、もう帰るもう帰るがひきとめられるうちに、時間もなにもぼんやりしてしまって、やうやう玄関へ出ると、あらつというように一面もう白くて、ぼたん雪が鷹揚に舞いおりていた。なんだかばかに嬉しくなって、その辺を一トまわりしてから車を拾うことにしてと云ふと、そこのもう大きい姐さんが、つきあってあげると云ふ。軒燈のぼやっとした暈のなかに、雪はほとんど垂直におりて来る。小路を縫って柳橋へかかる。」


ふるさと隅田川
幸田 文 / / 筑摩書房
ISBN : 4480036148
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by maru33340 | 2007-01-13 16:23 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2007年 01月 13日

小雪のちらつく土曜日

今日の富山は、小雪がちらつく寒い日になりました。
いつものように市電で町中の本屋へ行き少し本を購入しましたが、どうも少し風邪気味のようなので、二日分の食料を買い早々に帰宅。
これから少し本でも読みながらゆっくり過ごそうと思います。

今日購入の本は以下の通り。
(目に付くまま購入しましたが、歴史、日本、江戸、下町という最近のマイブームの反映のようです。)

・『日本という方法』(松岡正剛)
・『須賀敦子全集 第4巻』
・『瑤泉院 忠臣蔵の首謀者・浅野阿久利』(湯川裕光)
・『ふるさと隅田川』(幸田文)
・『海老蔵そして團十郎』(関容子)

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by maru33340 | 2007-01-13 13:57 | 日常 | Trackback | Comments(0)
2007年 01月 12日

「拝啓、父上様」を観る

会社より帰って、TVでニュースを見たくない日々が続きます。
このようなニュースは決まって続いて起きて、本当にやるせなくなります。

そのような日々の中、昨日(1月11日)から始まった倉本聡のドラマ「拝啓、父上様」が一服の清涼剤となりそうです。
懐かしい「前略、おふくろ様」にそっくりのシチュエーションですが、何より倉本節といっていいその「語り口」が懐かしく、神楽坂の老舗料亭という舞台も嬉しく、なにより主演の二宮和也がとても良い。
第一にその声の良さ。全編が彼のとても聞きやすく優しい声で進んでいくので、その声を聴くだけでもこのドラマを観る価値があると言ってもいいほど。
そして彼のナイーブな表情は、前回の倉本さんのドラマ「優しい時間」(余談ながら、このドラマの長沢まさみは本当に綺麗だったなあ。)から注目していましたが、健在です。
第1話では、黒木メイサの落とした林檎が坂をスローモーションで転げ落ちるシーンが美しく、思わず息を飲みました。
ストーリーもまだまだ大きな波乱が起きそうで、今後の展開がとても楽しみ。

ちょっと単純だけど、今度、自宅に戻った時には神楽坂を散歩しようと心に決めました。今まで、浅草、上野、谷中と散歩コースにしていましたが、これからは神楽坂もこれに加わりそうです。
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by maru33340 | 2007-01-12 21:32 | TV | Trackback | Comments(0)