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2007年 07月 29日

「Ann Sally/Best of Best」を聴く

あうん堂さんお勧めの「Ann Sally/Best of Best」を聴く。
これは素晴らしいアルバム。

今日もまた蒸し暑く、日が照ったり翳ったりの不安定な気候でどうも気分もすっきりとしないけれど、このアン・サリーの心地よい声に包まれていると少し浮世の不愉快を忘れることが出来ます。

声、アレンジ、選曲・・・すべて快適この上ない、まさに夏の昼下がりにピッタリのアルバムですが、なかでも僕のお気に入りは、「胸の振り子」「Both Sides Now」「黄昏のビギン」あたりかな。
「Both Sides Now」は歌詞もなかなか哲学的で、いろいろな解釈が出来てちょっと面白い。
(原詩の一部分をちょっと引用しておきます。)


I've looked at love from both sides now
From give and take, and still somehow
It's love's illusions I recall
I really don't know love
Really don't know love at all

I've looked at life from both sides now
From win and lose and still somehow
It's life's illusions I recall
I really don't know life at all
Best of Best~Selected by 黒田恭一
アン・サリー / / ビデオアーツ・ミュージック
ISBN : B000PITZUI
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by maru33340 | 2007-07-29 15:35 | ジャズ | Trackback | Comments(0)
2007年 07月 28日

「ボルベール<帰郷>」を観る

仕事帰りにレイトショーで映画「ボルベール<帰郷>」を観る。

「トーク・トゥ・ハー」のアルモドバス監督の女性賛歌3部作の最終章ですから、濃い映画であろうと予測し、観たいと思いながら、それに耐えうる時になったら観ようと思っていました。
昨日は休みの前の金曜日、たとえその濃さに打ちのめされても2日間の休みで回復できるかな、と思い切って行きました。

結果は・・・
やはりとても濃い映画でしたが、とても素晴らしい映画でした。

まず、ペネロペ・クルス!
美しい!最盛期のソフィア・ローレンを思わせる華やかさと色香と孤独。まさに今美しさの頂点にあると思います。
また彼女をはじめとする女優陣の充実もすごい。

そして風景。
繰り返し描かれる「風車」の風景が登場人物たちの心の中の表現としてとても効果的。

最後に決めては「音楽」。
劇中でペネロペ・クルスがレストランで唄う「ボルベール<帰郷>」という曲(公式ホームページで聴くことができます。)は一度耳にしたら忘れることが出来ないほど、美しく情熱的で官能的。
「歌」はまさに魂そのものの回復を祈る表現手段である、と改めて実感。
(これは先日観た「ルマオの初恋」でルマオのおばあちゃんが彼女の回復を祈って歌う歌でもとても強く感じたことです。)

久しぶりにヨーロッパ映画の濃厚な味わいに圧倒されました。

<追記>
「朝日新聞」に沢木耕太郎さんがこの映画の紹介記事を書いていて、これがネットで読むことが出来るのを知りました。そういえば、この記事を新聞で読んだことを思い出し、そうかペネロペ・クルス=ソフィア・ローレン説は沢木さんが語っていたのだったと気づきました。



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by maru33340 | 2007-07-28 09:38 | 映画 | Trackback | Comments(1)
2007年 07月 26日

ジャン・ワン&セルシュ/「メモリー」を聴く

なかなか梅雨が明けず精神的にもちょっとブルーな日々の中で、帰宅して眠りにつくまでの間、一人で音楽を聴く時間が今は唯一の慰めの時間になっています。

今日は、ジャン・ワン&セルシュによるチェロ+ギターのデュオアルバムの「メモリー」を聴く。
ファリャ・ヴィラ=ロボス・ピアソラらのラテン系の曲、シューマン・フォーレ・チャイコフスキーらの小品に加えてスコットランド民謡や中国人作曲家ロンファ・リュウによるとても美しい作品らがとてもセンス良く配置されていて、演奏もとても親密なもの。

音楽が静かに心に寄り添ってくれるような心地よい時間が流れます。
まさに「慰めの音楽」たちです。

メモリー~夢想~
セルシェル(イョラン) ジャン・ワン / / ユニバーサルクラシック
ISBN : B000PDZNO0
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by maru33340 | 2007-07-26 06:55 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(0)
2007年 07月 22日

中島義道『「人間嫌い」のルール』

哲学者中島義道さんの本は以前から気になってはいましたが読んだことはありませんでした。

この『「人間嫌い」のルール』は本屋で立ち読みしていて、最終章の「人間嫌いのルール10か条」に興味を持ち、昨日読了しました。

これは面白かった。
サラリーマンの一番の悩みに職場での「人間関係のゴタゴタ」がありますが、この本は、その悩みを実にすっぱりと切ってくれて心が軽くなります。

以下、その10か条を。

①なるべくひとりでいる訓練をする
②したくないことはなるべくしない
③したいことは徹底的にする
④自分の信念にどこまでも忠実に生きる
⑤自分の感受性を大切にする
⑥心にもないことは語らない
⑦いかに人が困窮していても(頼まれなければ)何もしない
⑧非人間嫌い(一般人)との「接触事故」を起こさない
⑨自分を「正しい」と思ってはならない
⑩いつでも死ぬ準備をしている

サラリーマンでこの10か条を貫くのはなかなか大変ですが、勇気さえあれば、決して不可能ではないし、そこには自分らしい充実した人生がある・・・

そんな不思議な力を与えてくれる本です。

「人間嫌い」のルール (PHP新書 468)
中島 義道 / / PHP研究所
ISBN : 456969361X
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by maru33340 | 2007-07-22 10:44 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2007年 07月 21日

「新マチベン」(「名前の無い依頼人」)を見る

今、一番楽しみにしているドラマ「新マチベン」の第4回「名前の無い依頼人」を見る。

毎回力の入った脚本に感心しているのですが、今回は特に胸が熱くなりました。

今、会社も経営改革に伴う人員見直しで、中間管理職である僕も毎日気が重いことの連続であるだけに、余計に胸に響きました。

「過去を甘く見てはいけない。」という渡哲也の台詞にもしびれます。
前回まで「渡哲也と石坂浩二の間にたって、中和剤のような役割の、人の良いおじさん」を演じていた地井さんの「凄み」のある演技も圧倒的。

1話1話が完結していながら、「過去をいかに乗り越えて、未来に向かって生きていくか」という重たいテーマが基本に流れていて毎回大いに共感します。
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by maru33340 | 2007-07-21 22:18 | TV | Trackback | Comments(0)
2007年 07月 21日

グレン・グールド、うなる

今週は、月曜日に地震の影響で11時間列車に揺られて以来、梅雨の湿気にもやられてすこぶる体調不良。
こんなに休日が待ち遠しかったのも久しぶり。

朝は久しぶりに寝坊し、昼間は近くの「壷屋壷亭」で、鯵のあんかけ・茄子の肉味噌添え、温泉卵、胡麻豆腐というヘルシーメニューで少し体調回復。
午後からは、先日、埼玉の自宅に帰った時に持ち帰ったグレン・グールドのバッハ「平均律」を終日聴く。

このところリヒテルの平均律を聴き続けていたので、いかにグールドの演奏が独特なものかを改めて実感し、とても面白かった。

ポキポキと折れるようなフレーズ、独特のスタッカート。
リヒテルの演奏が、正統的で、叙情的なアプローチで、流れるような歌に満ちているのに対して、グールドの演奏は、あえて叙情に流れるのを避けるようにプツプツと途切れる。
(そして、やはりグールドは、やはりとてもうなってました。)

しかし、どちらも実にバッハなんだなあ。

当分、バッハ熱はやみそうもありません。

バッハ:平均律クラヴィーア曲集
グールド(グレン) / / ソニーミュージックエンタテインメント
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by maru33340 | 2007-07-21 20:16 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(2)
2007年 07月 20日

雨の朝、吉野直子さんのバッハを聴くこと

先日、月本夏海さんのブログで紹介されていた吉野直子さんのバッハアルバムを、毎朝聴いています。

梅雨で毎日うっとおしく、朝からどんよりとした気分で、起きるのがつらいのですが、なんとか力を振り絞り最初にすることが、このCDをかけること。

ハープで奏でられるバッハはとても心に優しく響きます。
峻厳なバッハも好きですが、こういうバッハもまた、少し気分が沈みがちな時にはとても良いですね。

バッハ:パルティータ第1番
吉野直子 / / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B00005G7YK
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by maru33340 | 2007-07-20 06:53 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(1)
2007年 07月 16日

列車で小説を読む

東京出張と3連休を終えて今日(7/16)金沢へ帰宅。
越後湯沢へ向かう新幹線の中で、新潟沖地震により列車が止まってしまいました。
やむなく、高崎から在来線で大宮へ戻り、「ほくほく線」の復旧が難しそうなことから、米原経由の逆周りで、11時間かけて金沢に戻りました。

長い旅となったので、車内で本を3冊読了。

1冊目は大倉崇裕のデビュー作『三人目の幽霊』。
未知の作者でしたが、落語を舞台にしたミステリーとあったので、「これは!」と思い購入。
勘はピタリとあたり、僕好みのちょっとしゃれた味わいの短編集でした。
この作者は少し追いかけたいと思います。

2冊目は、家人が購入し「もう一つだけれど・・・」と渡してくれた、綿谷りさの『夢を与える』。
うーん、どうでしょう・・・
時間がある車中ということで、読むものが無くなってしまっては怖いので、一応最後まで読みましたが、これは僕にも「もう一つ、二つ、三つ・・・」くらいでした。
文章には『蹴りたい背中』のあの新鮮味もなく、テーマも薄っぺらで、後味もあんまり良いものでもありません。
うーん、綿谷この先大丈夫か・・・

3冊目は堀江敏幸の新刊『めぐらし屋』。
万人向きではないかも知れませんが、僕は結構好きな世界です。
(特になにも起こらないけど、文章が心地良い。)

文章が心地良いといえば、この3連休中に読んだ長嶋有の『夕子ちゃんの近道』という小説は面白かった。
フラココ屋という古道具屋(?)を舞台に、少しばかり世の中からずれた登場人物が、特に何をするまでもないまま最後まで終わってしまうという小説なのですが、なにしろ文章が人を食っていて、とぼけているのやら本気なのやら・・・
しかし無性に心地良い世界が、すらすらと心に入ってくる文章で展開される様は、ちょっと新しい小説世界を感じさせてくれるものでした。


久しぶりに小説三昧、映画三昧の週末でした。

三人目の幽霊
大倉 崇裕 / / 東京創元社
ISBN : 4488470017
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夢を与える
綿矢 りさ / / 河出書房新社
ISBN : 4309018041
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めぐらし屋
堀江 敏幸 / / 毎日新聞社
ISBN : 4620107115
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夕子ちゃんの近道
長嶋 有 / / 新潮社
ISBN : 4103022515
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by maru33340 | 2007-07-16 22:54 | 日常 | Trackback(1) | Comments(0)
2007年 07月 14日

映画『魔笛』を見る

今日は、新宿でケネス・プラナー監督の映画『魔笛』を見る。

これは舞台を第一次世界戦時の戦場に設定した、大胆な演出で話題なっています。
確かに冒頭の序曲の部分は、約8分間をワンカットで撮るなど、才気煥発というのは気持ちが良いものと思わせます。
しかし、内容はモーツァルトの音楽の精神をしっかり表現した正統的なもの。
音楽も素晴らしく、『魔笛』を何度も見た人も、初めてオペラを見る人にもそれぞれ満足できる作品になっていました。

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by maru33340 | 2007-07-14 18:06 | 映画 | Trackback | Comments(2)
2007年 07月 13日

映画『雲南の少女 ルオマの初恋』

今日は休みをとり、昨日友人に薦められた『ルオマの初恋』を東京都写真美術館ホールまで観に行きました。(ここのホールは初めて行きましたが、とても良いホール)
映画はとても美しいもの。
主演の中国ハニ族の少女リー・ミンは1500人の中から選ばれただけに笑顔が素晴らしい。また雲南の棚田は、まるで抽象画のように美しく、心洗われます。小品ながら心に残る大切な作品になりました。

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by maru33340 | 2007-07-13 16:20 | 映画 | Trackback | Comments(1)