新・クラシック音楽と本さえあれば

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2007年 11月 26日

『点と線』を見る

昨日から大阪の母が金沢に遊びに来てくれたので、昨日は東山界隈を散策。
今日は、兼六園から21世紀美術館を散歩。

二日とも、この所の寒さが嘘のように暖かい陽気で、絶好の散歩日和でした。
久しぶりにゆっくりといろいろな話が出来て良かった。
(ちょっといろいろと食べ過ぎましたが・・・)

今日は夕方母が大阪に帰宅した後、あうん堂のジャズライブへ。
この2回は参加出来なかったので次回(1月開催予定)のライブに向けて練習再開しなくっちゃ。

さて、この土日の夜はドラマ『点と線』を見る。
これは久しぶりに力の入った凄いドラマでした。
主役級の役者をずらりとそろえた布陣も圧巻。

そして何よりドラマがしっかりしている。
舞台を安易に現代に移し変えるのではなく(もちろんそれではこの小説のテーマである「戦争のが人の心に残した傷跡」を描けないわけだけれど)戦後という時代を忠実に再現し、しかも十分現代に通用する人間劇にしている。

二日間どっぷりと松本清張の世界に浸りきりました。

ふう~(堪能のため息です。)
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by maru33340 | 2007-11-26 00:09 | TV | Trackback(5) | Comments(2)
2007年 11月 24日

『星と祭』(井上靖)

角川文庫で再刊された『星と祭』(井上靖)を読了。

これは真摯で祈りに満ちた良い小説でした。

娘を事故で失った主人公が、亡くなった娘との対話を続けながら、十一面観音との出会いやヒマラヤでの月を見る旅などの七年間の「殯」(もがり=生と死の間の死者う受け入れるための期間)の時間を通じて、次第に娘の死を受け入れて再生していく・・・

井上靖の小説を読むのは久しぶりでしたが、その冷静な文章と内容に引き込まれ、小説の世界を堪能しました。

星と祭 (上) (角川文庫 (い5-4))
井上 靖 / / 角川書店
ISBN : 4041216354
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by maru33340 | 2007-11-24 08:54 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2007年 11月 23日

『LPジャケット美術館 クラシック名盤百選』(高橋敏郎)

金沢もいよいよ本格的に寒くなってきました。

少し風邪気味で、喉が痛く、今日は終日家で、『LPジャケット美術館 クラシック名盤百選』を眺めて過ごしました。
これはとても楽しい本でした。

世界的なLPのコレクターである高橋敏郎さんの5万枚のコレクションから選ばれた美しい100枚のLPのジャケットを眺めていると、とても良い画集を見ているようで時間がたつのを忘れてしまうほど。

1枚1枚のジャケットに添えられた解説も簡にして要。
演奏者、作曲者とその時代に思いをはせ、無性にその音楽が聴きたくなります。

今日は、スクロバチェフスキーのベートーベン交響曲、ミュンシュのブラームス交響曲1番(歴史的名演でありながら、まるで今目の前で生まれてたてのような新鮮さ!)を聴きながら、久しぶりにクラシックの快楽にひたりました。

LPジャケット美術館―クラシック名盤100選 (とんぼの本)
高橋 敏郎 / / 新潮社
ISBN : 4106021609
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by maru33340 | 2007-11-23 16:37 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2007年 11月 18日

映画2本


f0061531_21325760.jpg週末は名古屋出張の後、埼玉の自宅に帰宅。
映画を2本観る。

一本目は銀座で『呉清源 極みの棋譜』。
これは予告編でその映像に惹かれ観に行きました。

想像通り大変静謐で美しい映画でした。

主人公のチャン・チェンの内省的な表情の美しいこと。
彼の厳しい修行を経た高僧のような気韻と佇まいと、蒼を基調とした映像の美しさは、他のどんな映画でも味わう事が出来ない希少な価値を持つもの。

この映画の本当の素晴らしさを理解するにはまだまだ僕は修行が足りませんが・・・

二本目は『オリオン座からの招待状』。
浅田次郎原作ですから、ストーリーはもう巧すぎるくらいに巧いし、展開が読めるといえば読める。
泣かせどころの壷も、わかってはいる。
しかし、やはり泣けてしまいました。
なにより宮沢りえが可愛く美しい。
(ファンです。)
この人はどんどん良い女優になりますね。

映画三昧の休日となりました。
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by maru33340 | 2007-11-18 21:29 | 映画 | Trackback | Comments(4)
2007年 11月 15日

『森有正エッセー集成1』

しばらくあまり眠れず、そのせいで朝は頭がぼんやりしてしまっていたので、日課にしようと思っていた朝の『森有正エッセー集成1』読書を中断していましたが、今日から再開。

やはりこの人の言葉は僕には、なにげないことばも心に染みます。

今日はこんな文章。

「外の鳥にとっては、飛ぶことは、ある一つの地点から他の地点へ移動するための手段に過ぎないのに、鷗にとっては、飛ぶことはそのことが生きることであり、目的なのだ。かれらは何の目標もない空と水との間で、自分を支え、自分の辿る軌跡を自ら作り出さなければならない。」

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by maru33340 | 2007-11-15 07:36 | お勧めの本 | Trackback | Comments(1)
2007年 11月 11日

『万葉びととの対話』(上野誠)

日本の古典をもう一度勉強しなおそうと思い、先日本屋を巡っていて、NHKのラジオ放送のテキストである本書『万葉びととの対話』(を何気なく手に取りました。

冒頭の部分を読み、感じる所があり、早速購入し、一気に読了しました。
これは、一風変わっていますが、とても面白い「万葉集」入門書でした。

このテキストで著者の上野さんは、万葉集を読むことを「万葉びととの対話」と位置づけて、十三のテーマを設定して、それぞれが鎖を作るように、私的な経験を交えて、語っていきます。
この手法は(おそらく研究者からは?と思われると思いますが)少なくとも僕にはとても面白いものでした。
またここでは万葉集の長歌を多く取り上げられていて、あまり読んだことがなかった長歌に俄然興味もわいてきました。

この本を入り口に、これから広大な万葉集の世界に一歩足を踏み入れたいと思います。

万葉びととの対話 (NHKシリーズ NHKこころをよむ)
上野 誠 / / 日本放送出版協会
ISBN : 4149106215
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by maru33340 | 2007-11-11 23:02 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2007年 11月 11日

古典回帰の秋に・・・

最近多忙にかまけてあまり本が読めないのですが、そろそろテーマを決めて集中的に本が読みたいと思っています。

やはりもう一度日本の古典を読み直したいという気持ちが強くなってきました。

僕にとって古典を語った理想の書物は、堀田善衛さんの『定家明月記私抄』。
いつかはあんな本を書きたいものと(夢のまた夢ですが)思います。

自分を語りながら、次第に定家の視線になっていくその絶妙の語り口。
まるで小説を読むように読めながら、その指し示すところは今なお時代にまっすぐに突き刺さる・・・

政治がまるで混迷している今、また読み返したい名著であると思います。

定家明月記私抄 (ちくま学芸文庫)
堀田 善衛 / / 筑摩書房
ISBN : 4480082859
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定家明月記私抄 続篇 (ちくま学芸文庫)
堀田 善衛 / / 筑摩書房
ISBN : 4480082867
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by maru33340 | 2007-11-11 21:48 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2007年 11月 10日

平野甲賀さんのトークイベントへ

相変わらず平日は忙しく、久しぶりのブログ更新になりました。

今日は一日仕事は休み、午前中は少し腰を痛めたので鍼灸院へ行き、やや回復。

午後からは、「あうん堂」で開かれた、グラフィックデザイナー平野甲賀さんのトークイベントに行く。
これは愉しいイベントでした。
あの独特の力強く印象的な平野流の「描き文字」の出来る過程の一端を垣間見ることが出来、またとても率直な人柄にも大変好感を持ちました。

帰りに平野さんの『もじを描く』という本を購入。サインをしてもらって帰ってきました。

久しぶりに知的な刺激を受け、愉しい休日になりました。
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by maru33340 | 2007-11-10 17:48 | 日常 | Trackback | Comments(3)