新・クラシック音楽と本さえあれば

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2009年 01月 29日

『東京ブックナビ』(東京地図出版)

この本が発売されたのは昨年から知っていたけれど、何故か手にとる事はしてませんでした。
先日仕事帰りにようやく手にとってみたら、本屋好きにはたまらないガイドブックでした。
僕は一日一回は本屋を覗かないとなんだか気持ちが落ち着かなくなる、いわゆる「本屋中毒」(という言葉があるのかどうかわからないけど)ですが、このガイドブックには新刊書店、古書店のみならず本屋近隣にある本を読むのに相応しい喫茶店まで、簡潔で適切なコメント付きで紹介されていて、大変ありがたい。
外出や散歩のお供として、いつも鞄に潜ませておきたい本になりました。
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by maru33340 | 2009-01-29 12:40 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2009年 01月 28日

『回復力』(畑村洋太郎)

先週水曜日から仕事に復帰して1週間。
さすがにまだ本調子とはいかず、疲れやすい。
そんな時に本屋でこの本に出会いタイトル買いしました。
この本は、失敗学の権威が、失敗からの回復のための具体的方法を書いたもので、病後の体調回復方法のための本ではないけれど、自分にエネルギーが足りなくなっているなと感じた時の対処方法はなかなか役立ちます。その方法とは…

・逃げる
・他人のせいにする
・美味しいものを食べる
・お酒を飲む
・眠る
・気晴らしをする
・愚痴を言う

という一見「そんなマイナス志向でいいんかい」とツッコミたくなる内容だけど、よく考えると、自分にエネルギーがない時に無理にプラス志向でいくと反って状態が悪くなることは経験的に納得出来る訳で、成る程上記のような事を「自分への充電」と考えれば、これはアリかも知れません。
ちょっと面白いので、該当項目だけでも立ち読みしても良いかも知れませんね。
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by maru33340 | 2009-01-28 12:48 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2009年 01月 25日

イルジー・コウトのトリスタン

今日のN響アワーは、イルジー・コウトの「トリスタンとイゾルデ」。演奏会形式でのトリスタンは、淀みなく流れる流麗で美しい演奏。久しぶりにワーグナーの世界に(少しだけれど)浸りました。しかし、舞台でどっぷりとワーグナーに浸りたいなあ。
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by maru33340 | 2009-01-25 22:09 | お勧めの本 | Trackback(1) | Comments(0)
2009年 01月 21日

『小林多喜二』(ノーマ・フィールド)

岩波新書の新刊、ノーマ・フィールドによる『小林多喜二』のプロローグは素晴らしい文章で書かれています。まだこのプロローグしか読んでいないのですが、僕にとっては身体の奥底に奮えが来るほど。
まずは本屋に走りこのプロローグを読んで下さい。
今の時代を考えるためのスタートラインはここから始まるようです。

小林多喜二―21世紀にどう読むか (岩波新書 新赤版 1169)

ノーマ・フィールド / 岩波書店



追記

1月24日読了。
丁寧な作品の読み込みと多喜二の人生への誠実な敬意に満ちた名著でした。
彼が特高により逮捕され拷問で虐殺されたのは1933年のこと。今から76年前といえばもう歴史の彼方のようにも思うけれど、僕が生まれる26年前と考えれば、そんなに遠い出来事でもない。
僕らは彼の30年という短いけれど濃密な人生から何を学ぶ事が出来るだろう。
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by maru33340 | 2009-01-21 20:08 | お勧めの本 | Trackback(1) | Comments(3)
2009年 01月 20日

「閉塞」ということ

今日は入院・絶食で落ちた体力回復のため自宅静養させてもらい、腰痛の治療のため整体に行ってきた。
先生から「これは背中から腰にかけて大分詰まってますね。」といわれる。
いやはや胃腸だけでなく筋肉まで詰まっているのか。

一体全体僕の身体はどうなっているのやら、と慨嘆しながら帰宅し、朝日新聞の大江健三郎のエッセイを読んでいたら、石川啄木の「時代閉塞の状況」について書いてあり、ここでもまた「閉塞」に出会ってしまう。
こうなったらとことん「閉塞」に付き合うことにしよう。

広辞苑の定義では「閉塞」とは「とじふさぐこと。とざされふさがれること」とある。

この所の世界的な経済不況で,連日報道は派遣切りなどの重たい話題ばかり。
格差は広がり、暴発的な殺人事件が続き、「蟹工船」が若者に読まれる。
まさに今は「時代閉塞の状況」にあり、行き場を失った内閉的なエネルギーが社会全体を覆っているようだ。

海の向こうでは、そんな閉塞感を打ち破ってくれるのではという期待からかオバマ氏が異常な人気だけれど、ちょっと過度な期待が僕にはかえって怖いような気がする。
なんらかのミスがあった時に、膨らみ過ぎた期待が一気に破裂するような気がしてならないのは心配しすぎかしら…

今必要なことは、この時代の閉塞の原因をしっかり見つめて、一気に解決出来るような秘策はないことを認識した上で(いたずらに期待し過ぎずに)一つ一つ目の前の躓きの石を取り除く地道な作業を積み重ねるしかないのかも知れないなあ。

追記

ここまで記載して、加藤周一の『日本文学史序説』の石川啄木の項目を読んでいたら、そこにはいわゆる「泣きぬれて蟹と戯れる」啄木からは遠い卓越したジャーナリストの姿があった。
加藤周一いわく「啄木こそは、今世紀の初め、島国のなかでの青春のおかれた現実と彼らにとっての可能性とを、、もっとも正確に証言していた詩人・ジャーナリスト」である。

「蟹工船」の次は「啄木の時代」が来る予感がします。
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by maru33340 | 2009-01-20 14:51 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2009年 01月 20日

退院そして月9

経過は順調のため昨日午後退院出来た。
春のような陽射しの中を歩いていると「自由だ!」という思いで一杯になり、散歩に連れて行ってもらった仔犬のように駆け出したくなる。
(まだ腰が痛くて走れないけれど・・・)

帰宅後自宅のテレビで相撲を見ながらしみじみと健康のありがたさを噛み締める。

夜は月9の「ヴォイス」(2回目)を見る。
やはり面白かった。

第1に、一見無関係のように見える小さな伏線が、最後にまるでパズルがきっちりと収まるように解決にいたる過程にとてもカタルシスがある。
瑛太が最後に一つ一つの伏線を思い出して一つの結論を見出していくシーンを見ながら、映画「幻影師アイゼンハイム」の素晴らしいラストシーンを思い出した。

第2に、一話完結でありながら、登場人物の過去の心の傷が次第次第に明らかになっていく過程が縦糸になっていてストーリーに奥行きがある。
脚本の妙だと思う。

第3に、法医学教室が舞台だから、亡くなった人を巡る話でありながら、亡くなった人の人生を肯定する大きな視点があり救いがある。
ラストは毎回泣きそうになるけれど、いたずらにお涙頂戴ではなくクールな視点があり、見終わった後に爽やかな気持ちが残る。

今シーズンのドラマはこの「ヴォイス」と山田太一の「ありふれた奇跡」が楽しみ。
どちらも今後の展開から目が離せません。
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by maru33340 | 2009-01-20 08:44 | 日常 | Trackback | Comments(0)
2009年 01月 17日

「丁寧に生きる」という事

四日間の絶食と点滴のおかげで胃腸もすっかり綺麗になり、痛みもおさまって来たので、明日から五分粥を食べられる事になった。
入院していると、時間だけはたくさんあるのでいろいろな事を考える。
今日はふと、こんなことを思った。
何か病気になるというのは、身体が今の自分の生き方に対して何らかのメッセージを送ってくれているのではないか、と。
何かしら今の自分の生き方に問題(というと大袈裟だけれど)や改善しなくちゃいけない所がありますよ、と身体が教えてくれているのではないか。
思いあたる点は、第一に、今自分が健康であるという事に慣れてしまって、その有り難さを忘れてかけていたのではないか、という事。
毎日食事が食べられる事(これは切実に!)、普通に歩いたりベッドから立ち上がる事が出来る事、こんな一見当たり前のように見える日常生活は、実は奇跡のような身体のバランスによって成り立っているという事を僕はどうも忘れかけていたようだ。
そう思うと、食べる、歩く、見る、聞く、読む、書く…こんな普通の動詞で現せる活動が出来るという事が本当に愛おしくなってくるような気がする。
第二に気付いたのは、そんな奇跡を当たり前に淡々と行ってくれている自分の身体に対して僕は少しぞんざいな扱いをしていなかったか、という事。
これからはもう少し自分の身体が毎日気がつかない内に行ってくれている「ありふれた奇跡」(by山田太一)に感謝しながら、一つ一つの日常生活を丁寧に生きる事を心に刻もうと思う。
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by maru33340 | 2009-01-17 19:21 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)
2009年 01月 17日

入院の友iPodシャッフル

治療と言っても、午前中に検査した後は点滴をしてただ横たわるしかない病気。まだ食事とれないので、ひたすら退屈であり、家人に持ってきて貰ったiPodで音楽を聴きながら本を読んで過ごしている。
しまいに選曲するのも面倒になってきたのでシャッフルして音楽を聴いているけれど、これはなかなか新鮮。
バッハ、ユーミン、シャスタコウ゛ィッチ、ボンジョビなどの曲が脈絡なく続き極めて変な取り合わせだけど、ちょっとした気分転換にはなります。
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by maru33340 | 2009-01-17 15:06 | お勧めの本 | Trackback | Comments(1)
2009年 01月 16日

入院生活となる

胃腸の痛み収まらず近くの総合病院で診てもらった所、即入院と言われ点滴生活となってしまいました。いやはや…
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by maru33340 | 2009-01-16 12:36 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)
2009年 01月 15日

しばし静養

昨日の午後、ひどく胃腸が痛むので、今流行りの胃腸風邪かと思い医者に行った所「腸閉塞をおこしているのでしばらく絶食して下さい」といわれる。
やれやれ。
仕方なく薬をもらいそのまま帰宅するも胃腸の痛みは収まらず今日は自宅で静養。(少し大事な会議があったのですが、歩けないのでやむなく欠席)
今は本を手にする気力もなく横たわりながらグレン・グールドのブラームス間奏曲を聴いています。冬の傾きかけた弱い陽射しの中で聴くブラームス間奏曲はとても味わい深いけれど、体調が体調だけにちょっと落ち込むなあ。
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by maru33340 | 2009-01-15 16:12 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)