新・クラシック音楽と本さえあれば

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2009年 08月 31日

選挙速報を見て詠める

自民大敗。民主大躍進。
小選挙区はいずこも「民」の文字が踊る。
これを見ての駄句一つ。

「民・民・民
季節ハズレの
蝉が鳴く」

今年は残暑が厳しいよう。
おあとがよろしいようで。
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by maru33340 | 2009-08-31 07:31 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2009年 08月 30日

充実の「新宿末廣亭」 八月下席

いつもブログを愛読させてもらっているsaheiziさんが、「新宿末廣亭」の八月下席について書かれた記事を読み、居ても立ってもいられなくなり、昨日出かけてきた。
この下席は出演者が大変充実しているので、開演2時間前に出かけたら、さすがに一番乗りだったけれど、開演時には2階席まで一杯になる大入り。

末廣亭は代演が多いので少し心配していたら、やはり大好きな権太楼は代演との貼り紙があり、ガッカリしたけれど、今日は喜多八、小満ん、さん喬が出演するので贅沢は言えない。

喜多八は「代書屋」。権太楼が出ないのでサービスかな。
やはり独特の脱落感と、突然張り切ったりする感じのアンバランスが何とも言えず可笑しい。
権太楼の「代書屋」は客の破天荒な可笑しさがクローズアップされる爆笑噺だけれど、喜多八は代書屋の困惑にポイントを置いている所に違いがあるかな。

扇遊は「皿屋敷」。この人はあんまり意識したことはなかったけれど、テンポがよくうまいなあ。
プロの噺家という赴きがある。

小満んは「馬のす」。枕の小咄がいつもながら品が良く、わかる人はどうぞ笑って下さいという感じで少しニコリとする表情がいい。
勿論噺も絶品。文楽直伝の枝豆を一粒ずつ食べて焦らす感じがうまい。
満足。

さん喬は「長短」。枕で末廣亭の造りの説明をしてくれて、お客さんも大満足。噺はわかっているけれど、やはり聞くものを引き付ける力がある。

トリは志ん五。
「甚五郎」を熱演。いい噺を気持ちよく語ってくれた。

色物は、紋之助の曲ごま。(明るく愛嬌があり可愛い)正楽の紙切り、のいるこいるの漫才。

やはり、寄席は演者と観客が一緒につくりあげる総合芸術。今日の末廣亭はよりそのことを実感させてくれる充実した空間でした。
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by maru33340 | 2009-08-30 08:59 | お勧めの本 | Trackback(1) | Comments(4)
2009年 08月 28日

雑誌『現代思想』7月臨時増刊「総特集加藤周一」

学生の頃、『現代思想』という雑誌をよく買っていた。
そのほとんどは読まれる事もなく、本棚にひっそりと眠っていたのだけれど。

今日、およそ30年ぶり位に、その『現代思想』を購入した。
最近、筑摩文庫になった加藤周一さんの『言葉と戦車をみすえて』の冒頭にある、昭和21年に発表された「天皇制」を論じたエッセィに衝撃を受け、改めて加藤周一さんの文章を読み返そうと思ったから。

加藤周一の文章が、論理的で明晰であることは言うまでもない。
しかし、先のエッセィは熱くて、切れば血がほとばしるかのような情熱に満ちている。
何が彼をそんなに熱くさせたのか、という謎が沸々と沸き上がる。
その謎を解いてみたくなり、先の雑誌を買ったのだ。

果たして謎は解けるのだろうか。
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by maru33340 | 2009-08-28 22:01 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2009年 08月 27日

『奇妙な被告』(松本清張)

通勤帰りの電車の中で、この小説を読み終えた。
これは、松本清張の多彩な魅力を堪能出来る優れた短編集だ。

いかにも本当のように思わせるペダンチックな作品や最後のセンテンスで読む者をあっと驚かせる職人技に満ちた作品、何処か憎めない犯人の気持ちになって、一緒にはらはらする作品等いろいろな味わいの詰まったこの本は、まさに大人のための一冊だ。
子供にはこのほろ苦い味わいはわかるまい。
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by maru33340 | 2009-08-27 19:42 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2009年 08月 24日

夏の終わりに

毎年、高校野球が終わると、
「ああ、今年も夏が終わるなあ…」
と必ず思う。

一種の虚脱感と共に、これから来る秋を思い、少し寂しいようなくすぐったいような郷愁に駆られる。

今年はどんな秋になるだろうか…
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by maru33340 | 2009-08-24 21:46 | お勧めの本 | Trackback | Comments(1)
2009年 08月 24日

ちょっと夏バテ

この所の蒸し暑さに、ちょっと夏バテ気味。
昨日は岩波ホールまで映画『ポー川のひかり』を見に行くつもりだったけれど、体があんまり怠いので、自宅でスポーツ観戦に切り替えた。

昼は高校野球。
夕方からは世界陸上の女子マラソン。
尾崎の終始冷静な走りに感服。堂々の銀メダルに少し眠気も覚める。
夜は女子バレーボールのブラジル戦。
この大会ではほとんど出番のなかった谷口のスピード攻撃で第二セットを取った時には興奮。
結果は最下位だったけれど、女子バレーチームは確実に進化している。

かくして、ひたすらスポーツ観戦の一日は終わる。
少し勇気と力を貰えた。
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by maru33340 | 2009-08-24 07:38 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2009年 08月 16日

鈴本でさん喬・権太楼特選集を満喫する

今日は毎夏恒例の鈴本夏祭へさん喬、権太楼を聴きに行ってきた。

ロケット団の漫才を楽しみ、菊之丞の上手さに感心する。
今日の発見は桃月庵白酒。
初めて聴いたけれど、勢いがある爆笑噺に客席も揺れるばかりの反応。
この人はこれから追いかけてみたい噺家になりました。
小菊姉さんのいつもながら艶っぽい小唄を堪能して、いよいよ権太楼。
今夜は十八番の「代書家」。
これはもう文句なしの面白さ。理屈抜きに権太楼の世界を楽しむ。
トリはさん喬の「たち切り」。
大ネタですが、さん喬の芸風にはぴったりの噺。
客席も水を打ったような静けさで、方々から啜り泣きが聞こえる熱演でした。

夏休み最後の夜は充実した時間となりました。
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by maru33340 | 2009-08-16 21:42 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2009年 08月 15日

映画『キャデラック・レコード』を見に行く

久しぶりに夏らしい土曜日、恵比寿ガーデンシネマまで『キャデラック・レコード』を見に行く。

1947年のシカゴ、ブルース、R&Bがラジオチャートのヒットチヤートを駆け上がって行く時代を背景に、現代のアメリカ音楽の原点となったミュージシャン達のドラマを描いて最後まで飽きさせない。
音楽も秀逸で楽しめる。
あのビヨンセもエタ・ジェイムス役で主演するとともに製作総指揮も勤めたとの事。
音楽映画の秀作の誕生です。
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by maru33340 | 2009-08-15 14:03 | お勧めの本 | Trackback | Comments(1)
2009年 08月 14日

昭和は遠くなりにけり

今朝のニュースで山城新伍さんが亡くなった事を知った。
先日の大原麗子さんの逝去の時にも感じた事だけれど、昭和の華を感じさせる役者さんの晩節は、その半生が華やかに彩られていただけに一層陰りが深い。

昭和はまた遠くなったなあ。

明日は終戦の日だ。
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by maru33340 | 2009-08-14 13:09 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
2009年 08月 12日

歩かないで、映画『あるいてもあるいても』を見る

今日は久しぶりに夏が戻ってきたような暑い日になった。
午前中に少し本を整理し、午後から昨日借りてきた映画『あるいてもあるいても』を見る。

是枝監督の作品で、この映画も封切時に評判が良かったけれどタイミングを逸して見損ねていた。
物語は淡々と進む。
事件らしい事件は起こらない。
しかし最後まで静かな緊張感が持続するのは、この映画に登場する家族に、水難事故で亡くなった長男の記憶が深い傷となって刻まれているからだ。
樹木希林の演技が素晴らしい。
長男の水難事故の原因となった青年を毎年お盆の日に呼ぶ理由を阿部寛演じる次男に告げる場面。
お盆の夜、亡くなった長男が黄色い蝶となって戻ってきたと勘違いし錯乱する場面。
いずれも秘めた狂気を感じさせる鬼気迫るシーンだ。

お盆を前にした夏の午後に相応しい佳作でした。
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by maru33340 | 2009-08-12 17:21 | お勧めの本 | Trackback | Comments(1)