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2011年 08月 31日

ピリスのノクターン

横になりながら、ピリスのショパン・ノクターンを聴いている。

ぐったりした身体にはノクターンのたゆとうような音楽が染みてくる。

ピリスの演奏は、自然でこれみよがしな所がなく 実に美しい。

うっかりすると、少しあっさりしすぎているのではと感じるけれど、良く耳を澄ますと、随所にルバートがさりげなく散りばめられていて、ため息がでるような箇所がある。

まさに病床の慰めであるなあ。
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by maru33340 | 2011-08-31 16:22 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(5)
2011年 08月 31日

胃痛に襲われる

この所どうも胃の調子が悪く、昨日から背中の痛みも併発したので、仕事をお休みし、近くの病院に行く。
現時点では過敏性腸炎とのことだが、来週精密検査をすることになる。

いやはや、少し涼しくなってきたので夏バテが出たのかな。

ともあれ今日はひたすら静養します。
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by maru33340 | 2011-08-31 13:11 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)
2011年 08月 28日

グールドのアルバム『AndSerenity』

グールド演奏による瞑想的な小曲を集めたこのアルバムは、少し気持ちが内向きな時に部屋の灯かりを消して一人聴くのに相応しい。

このアルバムを聴いていると、グールドは本質的にロマン派であると強く確信出来る。

このアルバムに収められているメンデルスゾーンを聴くと彼のシューベルトが聴けないことが、ひどく惜しまれる。

これは、聴き込むにつれ、まるでグールドが自分一人のためにピアノを弾き、歌ってくれているような気持ちになる、例えようもなく美しく神秘的なアルバムである。
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by maru33340 | 2011-08-28 21:21 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2011年 08月 28日

今日も自転車で下町散策

天気も気分も晴れてきたので、自転車で下町を散策。

今日のコースは、赤羽・東十条から十条へ。

十条の演芸場通りから十条銀座商店街(何とも独特なディープな雰囲気)を経由する。

板橋で旧中仙道を通り、巣鴨地蔵通り商店街へ。

染井霊園(また!)で、芥川龍之介や谷崎潤一郎のお墓参りをし(どちらも大文豪のお墓にしては、放置されている感じで、寂しい雰囲気)、王子経由で帰宅。

随分涼しくなったけれど、やはりこういうコースだと、酒の誘惑が多くて、吉田類のように明るいうちから地元の居酒屋で軽く一杯いきたくなるので、自転車より歩きが良さそうだ。

次回は徒歩で訪問します。
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by maru33340 | 2011-08-28 16:58 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2011年 08月 27日

映画『モールス』と武士(もののふ)達の魂の話

この映画は、ヴァンパイアの少女と、彼女を愛した12歳の少年との物語である。

スウェーデン映画『ぼくのエリ』のハリウッド版リメイクで、ジャンルとしてホラーにあたり、僕はちょっと苦手なタイプの映画だし、まだ高野山の武士(もののふ)達の魂が身辺に漂っている気配があり、見るのに躊躇したけれど、家人の希望により新宿歌舞伎町のシネマスクエアとうきゅうまで見に出かけた。

確かに怖かったけれど、映像は美しくヴァンパイアの少女(美しい!)と彼女を愛する少年の物語は哀切であり、ラストシーンも意味深く、なかなか良い映画だった。

しかし久しぶりに歩く歌舞伎町は、益々ディープなアジアの味わいが濃く、ある意味でホラー映画より恐ろしい。

吸血鬼と歌舞伎町のダブルパンチで、さしもの武士達の魂も、遥か高野山に退散したようだ。

ホットしたような、もう少し昔物語を聞きたかったような、なんとも不思議な心持ちであります。
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by maru33340 | 2011-08-27 16:18 | 映画 | Trackback | Comments(2)
2011年 08月 27日

死者たちの魂とともに

昨日高野山から帰宅したけれど、帰路の車中でうつらうつらする時も、帰宅してから自宅のベッドに横たわっている時も何やら妙な胸騒ぎがして、もう覚えてはいないけれど、苦しい夢をいくつも見て心塞ぐような気がした。

この胸苦しさの原因は何かと考えていて、昨日高野山奥の院を散策したからかも知れないと思いいたった。

高野山奥の院には、歴史上の死者が無数に眠っている。

信長、秀吉、光秀、三成ら、勝者も敗者も共に、ほの暗い木陰の中で苔むした五輪塔の下にひっそりと眠っている。

その墓の傍を歩きながら微かな胸の痛みを感じていた。
それは死者の魂の声であったのかも知れない。

そんなことを思いながら、辻原登のエッセイ『熊野でプルーストを読む』を読んでいたら、『失われた時を求めて』の中のこんな一節の引用に出会った。

「死によって奪い去られた者の魂は、なにか人間以下の存在、たとえば動物や、植物や、または無生物のなかにとらえられている。なるほどその魂は、私たちがたまたまその木のそばを通りかかり、これを封じこめているものを手に入れる日まで、多くの人にとってけっして訪れることのないこの日までは、私たちにとって失われたままだ。しかしその日になると、死者たちの魂は喜びに震えて私たちを呼び求め、こちらがそれを彼らだと認めるやいなや、たちまち呪いは破れる。私たちが解放した魂は死に打ち克って、ふたたび帰ってきて私たちといっしょに生きるのである。」

僕はどうやら、彼らの魂に呼び止められてしまったのかも知れない。
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by maru33340 | 2011-08-27 10:22 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)
2011年 08月 26日

レイニー・ブルー

高野山での研修を終えて、新幹線で新大阪から東京に向かっている。

静岡を過ぎたあたりから、空は黒い雲に覆われ始めた。

関東での激しい雨の影響で新幹線も遅れているようだ。

疲れと気圧の変化のせいで頭痛も出てきた。

せめてヘッドホンから聴こえる徳永英明のレイニー・ブルーで気持ちを落ち着かせよう。
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by maru33340 | 2011-08-26 17:20 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2011年 08月 25日

高野山研修に参加

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昨日から明日まで、毎年恒例の高野山での研修に参加。

しばし下界を離れてリフレッシュ出来るといいけれど。
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by maru33340 | 2011-08-25 11:52 | お勧めの本 | Trackback | Comments(1)
2011年 08月 21日

ピリスによるシューベルト「即興曲」

数日前の暑さがまるで嘘のように、突然秋が訪れたようだ。

やはり秋の涼しさは、人の感受性を少し鋭敏にしてくれるようで、映画や音楽が妙に心に染みる。

昨日、今日観た映画『シャンハイ』、『ペーパーバード』は、タッチは違うけれど、何れも戦時下の人間の生きざまを描いて秀逸な作品で、エンドロールを見ながら、今こうして映画を見ていることが出来るという事のありがたさをしみじみ感じた。

今、日本や世界のタガが何処か外れはじめていて、多くの命が不条理に失われている現実から目を背けてはいけないけれど、少なくとも今こうして良い映画を見終わっている時間はしっかりと心に刻まなくてはいけないと思った。

同じ事をピリスによるシューベルト「即興曲」を聴きながら感じている。

このアルバムは本当に美しいアルバムで、シューベルトの音楽の持つ、彼岸的なまでにはかない美しさが胸に染みる。

聴いていると僕という人間が消えて、ただ音楽という水に漂っているような気持ちになる。

ここには哀しみも寂しさもない。

ただ美しい音楽だけがある。
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by maru33340 | 2011-08-21 23:34 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2011年 08月 21日

映画『ペーパーバード』に泣く

夏期休暇最終日は映画で。
1930年代フランコ独裁下のスペイン。

内戦で妻子を亡くした喜劇役者のホルヘは、相方のエンリケと孤児ミゲルとともに暮らしはじめる。

反体制派として軍の監視下にありながら三人は舞台に立ち続ける…

子役のミゲルが達者だし、演出のテンポも良い。

もう少し喜劇的な要素が強いかと思っていたけれど、ホルヘの反体制派としての活動や軋轢に焦点が置かれており、スペインという国においては、内戦下の傷痕は今もまだ生々しく残っているのだと実感する。

芸人となったミゲルが、晩年故郷の劇場で少年時代を語り、当時の歌を歌うラストに涙が止まらなかった。

これから秋にかけては観たい映画が目白押し。

忙しくなりそうです。
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by maru33340 | 2011-08-21 21:33 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)