新・クラシック音楽と本さえあれば

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2012年 09月 30日

優雅、台風、そして名月

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転勤のため昨夜荷物を出し、掛川のホテルに一泊。

食事をして、家人とぶらぶらと掛川城まで散歩したら、偶然にお月見お茶会開催中だったので飛び入り参加。

ライトアップされた掛川城も見る事が出来て、優雅な出迎えと喜んだのも束の間。

一転して今日は台風直撃。

何とか引っ越しは無事終えたものの、激しい雨風の洗礼を受け、とどめは約3時間の停電。

ようやく停電が解消された時には既に台風も去り、中秋の名月が空に浮かんでいた。

掛川での生活はなかなか刺激的なスタートになりました。
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by maru33340 | 2012-09-30 23:24 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2012年 09月 26日

異動を前にして


東京での仕事も28日で終わり、来週10月1日からは新しい部署に赴任する。

入社以来30年。

何回か異動を経験してきたけれど、今回はいつかは経験したいと思っていた企業文化に関わる仕事なので、少しわくわくする気持ちが大きい。

ありがいことに連日の送別会を開いてもらって夜分帰宅し、そのまま眠るという生活が続いているので、あまり本を読んだりゆっくり音楽を聴いたりする時間がない。

それでも眠る前や朝少し早く起きたときなどに、ふいに音楽が聴きたくなり、ウオークマンを取り出し、ショパンやシューマン、バッハの小品などを聴いていると、まるで乾いた地面が水を吸い込むように、一音一音が心に染みる。

ピアノの音のきらきらした響きは、木の葉に落ちた朝露のようだし、弦の奏でる歌は肌を優しく吹きすぎる風のようだ。

慌しい日々の中で音楽を聴くことは、まさに砂漠でふいにオアシスに出会ったような経験であり、心の底からの喜悦を感じることなのだ。
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by maru33340 | 2012-09-26 18:20 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)
2012年 09月 19日

送別会の前に

ありがたいことで、連日の送別会。

今日の場所は神田。

少し時間があったので、先日訪問した神田の音楽ラウンジPeriod を訪問。

マスターのおまかせでいくつか音楽をかけてもらった。

選曲が妙に今の気分にぴったり。

ラストは第9の終楽章。

帰り際にマスターからブログ拝見しましたとの言葉が…

やはり今日の選曲は餞の音楽だったのだ。

感謝なり。
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by maru33340 | 2012-09-19 23:57 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2012年 09月 16日

転勤になる

二年間の単身赴任を終え、東京勤務となって四年半。

そろそろ異動もあるかな、と思っていたらやはり来ました。

今回は企業文化部という部署で、静岡県にある企業資料館と美術館の企画運営の仕事です。

入社以来いつかは携わりたいと思っていた仕事に、入社30年目でつくことになりました。

こんなご時世なので、企業の文化活動にはいろいろ制約が多いけれど、自分たちの会社が歩んできた原点を振り返り、今の自分の地点とを結ぶ事で、そのベクトルの先の未來を考えるヒントが見つかるかも知れない。

この場所が、今悩んでいたり、壁にぶつかったりしている若い社員が、自らの歴史を振り返る事で明日に向かうための元気を取り戻すような場所になればいいなと思っています。
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by maru33340 | 2012-09-16 06:44 | お勧めの本 | Trackback | Comments(8)
2012年 09月 14日

真摯に音楽に向き合う空間 神田Period

昨日は午後休を取れたので、以前友人から薦められた音楽ラウンジの神田Period に向かう。

友人の忠告通り、やはり道に迷いながらたどりついたその店の扉を開けると、不思議に心落ち着く異空間が現れた。

先客が店を出ると貸切状態になる。

マスターから渡されたリクエストリストは作曲家の年代順になっており、古楽の充実に目を見張る。

バッハにさえなかなかたどり着かず、まずはシューベルトのピアノソナタをリクエストするものの、少し今の気分とは違う。

途中で、フレットワークの演奏するバードやギボンズの入ったアルバムに変更してもらい人心地つく。

後はマスターのお薦めの演奏を何曲か紹介してもらい、どれも満足し、何枚かのアルバムタイトルを書いたメモをもらい店を出た。

神田Period 、真摯に音楽に向き合えるクラシック音楽好きの聖地と見ました。
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by maru33340 | 2012-09-14 07:32 | お勧めの本 | Trackback | Comments(1)
2012年 09月 12日

夢のように美しいドビュッシー

アンジェラ・ヒューイットの新しいアルバムはドビュッシー。

これは期待を遥かに上回る素晴らしいアルバムでした。

ため息がでるほど透明な音色。

絶妙のビアニシモ。

自然な呼吸のように心地よいリズム。

一音、一音に音楽が溢れる。

初めてドビュッシーのビアノ曲の本当の美しさに触れたような気がします。
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by maru33340 | 2012-09-12 07:36 | お勧めの本 | Trackback(1) | Comments(2)
2012年 09月 10日

グールドによるトッカータ

バッハのトッカータは、数あるバッハの鍵盤楽曲の中でも少しマイナーな部類に入る曲集だろう。

一曲が長めだし、他のバッハの曲と比べる少し構成も緩めで、何となく散漫な印象があるせいだろうか。

しかし、numabe さんお勧めのグールドによるトッカータは違った。

緩急のコントラストが強いのはグールドの演奏の特徴だけれど、この曲の遅い部分は極端に遅く、とても瞑想的で美しい。

それはまるで晩年の名演であるブラームスの間奏曲のように寂しい美しさに満ちている。

これから、長く愛聴する演奏になりそうです。
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by maru33340 | 2012-09-10 07:35 | お勧めの本 | Trackback | Comments(5)
2012年 09月 08日

カレル・アンチェルのショスタコーヴィチ

アンチェルではマーラーの9番が想像を大きく上回る名演で、この指揮者があまり話題にならないのを不思議に思った。

(ちなみにラインスドルフのマーラーも名演の割に話題にならないのも不思議。)

昨日は、夕方神保町に行きアンチェル指揮によるショスタコーヴィチ交響曲の五番とブラームスの交響曲一番を見つけて購入した。

今、ショスタコーヴィチを聴き終え、これもまた名演であると感じ入った。

特に二楽章の苦い味わいと三楽章の寂寥は、この曲のイメージさえ変えてしまうほど素晴らしい。

1961年の録音なのに、まるでオーケストラが目の前にいるように鮮明な事にも驚愕した。

アンチェル恐るべし。
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by maru33340 | 2012-09-08 17:10 | お勧めの本 | Trackback(3) | Comments(4)
2012年 09月 07日

ポゴレリッチのイギリス組曲

(小林秀雄更にバッハを語る)

ポゴレリッチという人のイギリス組曲も大変なものです。

才気と情熱が実に見事に溶け合っている。

この人は、グールドを父に、アルゲリッチを母に生まれてきたような人です。

しかし、彼のように本当に個性的な人は自分の個性をもて余しているもんです。
ゴッホのように。

諸君は(以下、略)
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by maru33340 | 2012-09-07 07:47 | お勧めの本 | Trackback(1) | Comments(4)
2012年 09月 06日

グルダのバッハ平均律

(以下、小林秀雄の口調で)

グルダのバッハ平均律というのも実に立派なもんです。

今、2巻を聴いているが実に枯れた味わいで、他のピアニストには出来ない全く独自の境地に達している。
これは個性的であろうなどというさもしい了見から離れて、自分のやりたいようにやったらこうなったというような演奏です。
なかなか出来るこっちゃありません。

この演奏の録音が良くない云々と騒いでいる連中がいるが、少し聴けばグルダはわざわざこういった残響の少ない録音を選んでいるのがわかるはずです。

今は絶版らしいが神保町あたりの中古レコード屋でも見つかるだろう。

まずは理屈を言わず聴くことです。
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by maru33340 | 2012-09-06 07:43 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)