新・クラシック音楽と本さえあれば

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2015年 09月 13日

Es ist vollbracht!

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バッハの「ヨハネ受難曲」を、対訳を見ながら何日かかけて聴き続け、今日最後まで聴き終えた。

演奏はハンス・ヨアヒム・ロッチェ指揮ライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団によるもの。

恥ずかしながら「ヨハネ受難曲」を初めて最初から最後まできちんと聴き、その音楽の素晴らしさに深く感じ入った。

音楽の構成は「マタイ受難曲」よりも簡潔で展開も早く、もしかするとバッハの宗教曲入門としては「ヨハネ」の方が入りやすいのかも知れない。
(なにしろ「マタイ」は長いから)

この曲はまず冒頭の10分程度の長い合唱部分が、最初の一音から切実な響きで聴く者を一気にイエスの受難劇の中に引き込む。

その切実さはまさにバッハの音楽の頂点をなす。

そして、第2部、イエスが「渇く」と言い、さしだされた葡萄酒を口に含み「Es ist vollbracht!(すべてすんだ)」と言う言葉を発して亡くなる以降の音楽の神々しい響きは、まさに天上の音楽のよう。

最後の2曲の合唱とコラールでは、イエスの受難が浄化され、その魂が澄んだ天空に立ち上るような清浄な音楽で終わり、人びとの救済を予感させる・・・

ロッチェ指揮による演奏は、いたずらに大言壮語することなく、丁寧に一音一音を慈しむような素晴らしい演奏。

バッハ:ヨハネ受難曲

ロッチェ(ハンス・ヨアヒム) / キングレコード


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by maru33340 | 2015-09-13 08:01 | クラシック音楽 | Comments(3)
2015年 09月 10日

秋の夜のpassionの響き

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台風が去った昨夜、あちこちから虫の声が大きく輪唱のように聞こえるようになった。

職場の庭には美しいセキレイが遊ぶ。

季節は白露。
本格的な秋が訪れたようだ。

夜は「ヨハネ受難曲」を聴く。
演奏は、ハンス・ヨアヒム・ロッチェ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による1975~76年にドレスデン・ルカ教会で録音されたもの。

この演奏はとても好ましい。

僕はリヒターによる「ヨハネ」としか比較は出来ないけれど、ロッチェによる演奏は、リヒターのような厳しさはないけれど、緩やかなテンポで、キリストの受難劇を一音一音慈しむように奏でる。

冒頭の合唱も、激しさよりも深い哀しみと慰めに満ち、「passion」の音の響きが胸を撃つ。

昨夜は歌詞を見ながら第一部まで聴き終えた。

最後の合唱とコラールがどのように演奏されるのか、今夜じっくりと聴きたいと思う。
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by maru33340 | 2015-09-10 07:07 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(4)
2015年 09月 09日

真夜中にヨハネ聴きたる野分かな

台風直撃。

激しい暴風雨が、僕の住むマンションの窓をガタガタと揺らし眠れない。

やむなくヨハネ受難曲を音を上げて聴く。

この曲は、冒頭のコラールの一音から、いきなりキリストの受難の世界に投げ込まれる。

その真摯な響きはやはり他の音楽とは一線を画し、魂の深い所を穿つ。

厳しい響きとこの上もない優しき慰めが共存するこの曲を、今まであまり聴いて来なかったけれど、これからはその世界に深く分け行っていきたい…

外の暴風雨はまだやむことなく、一層激しく吹き荒れている。
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by maru33340 | 2015-09-09 05:09 | 未分類 | Trackback | Comments(3)
2015年 09月 07日

タロー弾くラモー聴く朝秋出水

今年はやはり異常気象なのだろうか。

猛暑の後は、一気に冷え込み、連日道に水が溢れるほどの集中豪雨が続く。

まだ雨模様の朝、アレクサンドロ・タローの弾くラモーの鍵盤曲を聴く。

アンジェラ・ヒューイットのアルバムとも何曲か重なり聴き比べてみる。

タローのピアノは、かなり繊細なタッチで、静かでやや線の細い印象。(録音にもよるのかも)

ヒューイットは、ピアノをたっぷりと鳴らし情感豊か。

味わいは異なるけれど、ラモーの音楽の哀感は、雨の降る秋の朝にはふさわしい。
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by maru33340 | 2015-09-07 22:11 | 未分類 | Trackback | Comments(3)
2015年 09月 05日

秋の朝青に染み入るシベリウス

夏の暑さの中、シベリウスの音楽を聴くのも一服の涼をとるようで良いけれど、やはり窓を開ければ少し肌寒さを感じる秋の朝には一層その音楽が染み入るようだ。

それもあまり一生懸命聴かずに、何となくぼんやり考え事などしながら、風が吹くのを感じるようにシベリウスの音楽が聴こえてくるのが良い。

今は交響曲五番の二楽章を聴いてるけど、そのピチカートの寂寥感が秋の朝にとても似合う。
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by maru33340 | 2015-09-05 06:18 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(3)
2015年 09月 02日

サクサクとセザンヌ描く鰯雲

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今日は久しぶりの青空。

夕方、見上げると空一面に鰯雲が広がる。

ふとセザンヌの絵画のタッチを思い出す。
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by maru33340 | 2015-09-02 20:36 | 日常 | Trackback | Comments(3)
2015年 09月 01日

地を揺らし二百十日の朝来たり

僕の住む遠州地方では二三日前から小さな地震が頻発し、しかも次第にその大きさが増していて、不気味な気配で昨夜は寝付けなかった。

今日は二百十日。

古来台風が多く、厄日とされているけれど、今朝は雷を伴う暴風雨の荒れ模様の天気。

今日一日が無事であることを祈るばかり。
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by maru33340 | 2015-09-01 07:16 | 未分類 | Trackback | Comments(6)