2009年 11月 08日
ビートたけしのドラマ『点と線』
以前放映された時にも見ていたはずだけれど、今回は原作を読み直した直後だったので一層興味深かった。
先日書いた原作の物足りなさを、このドラマは随分脚色段階で書き足し、重厚で深い余韻の残る良い作品になっていた事を今回は改めて感じた。
ドラマでは、原作の鍵である「アリバイ作りとアリバイ崩し」はあっさりと語り、その分、事件を追う鳥飼達の人間像、犯人の内面、被害者の私生活を丁寧に描きラストのカタルシスに向けて見る者を引き付けていく。
昭和30年代という時代の雰囲気もよく醸し出され味わい深い作品になっていた。
これはビートたけしそして清張ドラマの代表作の一つとして残る事だろう。
松本清張さんのドラマ、ビートたけしが演じるもの見たいです。
…昭和30年代ノスタルジアファンより。
このドラマの女優は夏川結衣が出色。いい味出してました。
昭和30年代の懐かしい風景もよくできていましたね。
三原刑事役の高橋以外は、いい配役だと思います。
情報によると、2009年11月23日(月・祝)午後2時から放送されるようです。
ご訪問ありがとうございます。確かに高橋はちょっと違いますね。もう少し素朴な味わいが欲しい所でした。