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荒涼たる風と寂寥と

この季節の、肌にまといつくような湿気にはまいる。
湿気はいつの間にか心の奥に忍び込み、それを酷く疲れさせる。

シベリウス晩年の交響曲はそんな疲れを一瞬忘れさせてくれる。

北欧の荒涼たる大地に風が吹きすぎる。
そこには人の姿はなく、ただ風が吹き荒れる音だけがする…

シベリウスの交響曲7番を聴いていると、そんな寂寥感に胸が塞がるような思いになり、自分が今梅雨のさなかの日本にいることをしばし忘れている。
Commented by k_hankichi at 2010-06-22 23:08
遠くから、心のなかから、雑念のない、透明な、あくまでも透明な自然を、自分のなかに染み入れるのですね。

心が清くなりますね。
Commented by maru33340 at 2010-06-23 08:28
我、この季節、雨は心を静め浄化してくれるもの、と信じ、ただ過ぎ行くのを待てり。
by maru33340 | 2010-06-22 04:58 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)

音楽・本・映画などについての私的な感想


by maru33340
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