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バラード 沈黙と革命の間

ショパンの曲の中で最もショパンらしい音楽は、バラードかも知れぬ。

今まであまり聴いてこなかった4曲のバラードには、沈黙に等しい程の内省と心の内側からほとばしる情熱が混在となった幻想的な味わいがあり、どこかシューマンを思わせる狂気の萌芽も感じられる。

演奏はアシュケナージで。今まで何となく中庸で面白みには欠けるような気がして、この人の演奏を聴いてこなかったけれど、確かに一見奇面人を驚かすような所はないけれど、ショパンの書いたものは全て過不足なく美しい音で表現している。その意味で、アシュケナージはルービンシュタインの正統な後継者かも知れぬ。
Commented by k_hankichi at 2010-10-26 00:33
アシュケナージは聴いていませんでしたが、バラードを聴くと、世間一般のバラードではまったく無い世界であることに、気づくのです。このバランスはすごい、と思いました。
Commented by maru33340 at 2010-10-26 07:46
特に4番の深み!
by maru33340 | 2010-10-25 08:07 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(2)

音楽・本・映画などについての私的な感想


by maru33340
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