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静養

風邪が抜けきらないので、ベッドに腰掛けながら、クリスタ・ルードウ゛ィッヒとカラヤンによるマーラー「亡き子を偲ぶ歌」を聴きつつ、桜庭一樹の読書日記『少年になり、本を買うのだ』を読んでいる。

「亡き子」でのカラヤンの演奏は凄い。
その磨き込まれた音色は壮絶なまでに美しい。
突然、「マーラーの音楽は後のナチスの台頭を預言していたのではないか。カラヤンが長くマーラーの音楽を演奏しなかったのは、彼がそのことに気付いていて、自らの経歴(ナチスと親密な関係にあった)からしてマーラーの音楽を避けていたのではないか。」
という考えが頭をよぎる。

桜庭一樹の読書日記(これが一冊目)はやはり大変面白い。
読んでいると、どんどんこの人の読書傾向にはまってきて、取り上げられた本を全て読みたいという衝動に駆られる。

いやあ楽しいような、困ったような。
Commented by saheizi-inokori at 2010-12-18 11:22
良い読書感想文は読みたい気持ちにさせますね、このブログみたいに。
長引きますね、お大事に!
by maru33340 | 2010-12-18 10:42 | お勧めの本 | Trackback | Comments(1)

音楽・本・映画などについての私的な感想


by maru33340
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