2010年 12月 18日
静養
「亡き子」でのカラヤンの演奏は凄い。
その磨き込まれた音色は壮絶なまでに美しい。
突然、「マーラーの音楽は後のナチスの台頭を預言していたのではないか。カラヤンが長くマーラーの音楽を演奏しなかったのは、彼がそのことに気付いていて、自らの経歴(ナチスと親密な関係にあった)からしてマーラーの音楽を避けていたのではないか。」
という考えが頭をよぎる。
桜庭一樹の読書日記(これが一冊目)はやはり大変面白い。
読んでいると、どんどんこの人の読書傾向にはまってきて、取り上げられた本を全て読みたいという衝動に駆られる。
いやあ楽しいような、困ったような。