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デビッド・ジンマンのマーラー交響曲10番(カーペンター版)

マーラーの未完の交響曲10番はやはり一楽章が圧倒的に素晴らしい。
特に世界の崩壊するような不協和音の響くクライマックスは、いつ聴いても背中に戦慄が走るよう。

ジンマン指揮によるマーラー交響曲10番は、やはり他の演奏と同じく客観的で非常に美しい。

問題はカーペンター版ということになるが、まるでハリウッドの映画音楽のように退廃的なまでに甘美なアレンジは、マーラーの音楽ではないと言えばそれまでで、これが彼の最後の交響曲だと思うことは出来ない。

しかしながら、これはこれで全く別の曲、マーラーがどのようにして次世代に引き継がれたかの一方の極として聴くこともありかも知れない。
(かどうかはまだ確信はないので改めて聴き直します)
Commented by k_hankichi at 2011-01-27 23:17
「デビッドのマーラー」はなんだか屹立していそうです。怖いもの聴きたさで、いずれぜひ。
Commented by maru33340 at 2011-01-28 07:23
デビッド・マーラーは(ケーゲルのように)怖いものではなく、ただただ美しいわけです。(「巨人」は間違いなく名演。まずはここからいかが?)
Commented by k_hankichi at 2011-01-28 08:03
了解。ぼくはシャイーの指揮で今、第十番を聴いていますが、感興があまり湧かないので…
Commented by maru33340 at 2011-01-29 11:29
シャイーは綺麗は綺麗だけど表明ばかり取り繕ったようで、僕も今一つです
by maru33340 | 2011-01-27 21:36 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)

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by maru33340
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