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『いま何故白洲正子なのか』(川村二郎著、新潮文庫)

行き帰りの電車の中でこの本を読んでいる。

天衣無縫で、韋駄天で、怖いもの知らずの白洲正子の生き方が爽快である。

そしてこの本のもう一つの面白味は、あの吉田健一の若き日の姿が生々しく描かれている所にある。

若くして「文学の天才少年」と呼ばれながら、父、吉田茂からの経済的援助を受けず、貧窮の中でロンドン暮らしを続けた姿は、ちょっとドラマにしたいほど魅力的である。

僕がドラマの演出家で、まだ何者でもない、吉田健一を配役するならば、あの「ロックフィッシュ」のマスターと決まっている。
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Commented by k_hankichi at 2011-08-03 00:58
読みたいです、吉田さんに逢える本。聴きたいです、吉田さんの語りを伝えるもの。呑みたいです、吉田さんの味に逢える酒。
Commented by maru33340 at 2011-08-03 07:28
この本の中には、後年の吉田健一とはまた違う「健坊」がいます。
Commented by noanoa1970 at 2011-08-16 23:31
こんばんは御久しぶりでした。
白洲正子サンには「今何故青山二郎なのか」というエッセイがあり、その白洲さんをトリビュートした川村二郎さんの「今何故白洲正子なのか」があるのは非常におもしろいことです。そういえば白洲次郎と吉田健一は似てなくもないですね。ジローつながりでもないですが。
Commented by maru33340 at 2011-08-17 09:43
noanoaさん
お久しぶりです。健一と次郎、若き日のイギリス体験が形を変えて二人のダンディズムの基礎になっているのかも知れませんね。
by maru33340 | 2011-08-02 21:26 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)

音楽・本・映画などについての私的な感想


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