2011年 11月 26日
『酒呑まれ』を読了
実に面白かった。
第一に文章が良い。
一冊まるごと酒の話だけれど、とても品が良く、すらすらと頭に入ってくる。
第二に作者の人柄が良い。
シャイで気弱で、それでいて無茶をし、反省したりする。
第三に、この酒をテーマにした自伝的エッセイが、優れた小説家の誕生を予感させてくれる気配があり、少し嬉しくなる。
この、高橋義孝や山口瞳の遺伝子を継ぐ、大人のためエッセイを多くの人に推薦します。
石田千さんとの対談の時にサインを貰えばよかったなあ…
11月に発売されたばかりですので、まだ図書館にはなかったのでしょうか。
コメントありがとうございます。お薦め本です。