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ジュリーニ/ウィーン・フィルのブラームス

悠然としたリズムと良く伸びる歌。

艶やかな弦楽器と、軟らかい音色の管楽器の織りなすまろやかで落ち着いた色彩。

ジュリーニ/ウィーン・フィルによるブラームスの演奏には、僕がブラームスに求める全てがあり、なおかつそれを遥かに凌駕する美が存在する。

スコアを眺めながらブラームスの交響曲4番を聴いていると、今まで、一つのメロディだと思っていたものが、例えば、フルート、クラリネット、オーボエ、ホルンと重なりあうようにして引き継がれていて、微妙な色合いのグラデーションになっていて、それが深い山奥の紅葉を見るような味わいを醸し出していることがよくわかる。

ジュリーニ/ウィーン・フィルによるブラームス交響曲全集は、何度聴いてもその度に新鮮な味わいを感じる事の出来る宝物のような演奏です。
Commented by k_hankichi at 2012-01-09 08:56
ジュリー二と シチリアの紺碧の 呼ぶ声す 今はわれ維納 アルプスの彼方
by maru33340 | 2012-01-08 16:58 | お勧めの本 | Trackback | Comments(1)

音楽・本・映画などについての私的な感想


by maru33340
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