2012年 09月 02日
軽やかにして美しきイギリス組曲たち
面白い。
以前からグールドによるゴルトベルク変奏曲は愛聴していたけれど、ここにきてフランス組曲やイギリス組曲の愉しさが染み入るようになってきた。
作為的といえばそうかも知れないけれど、自己が美しいと信じる道を誰になんと言われても進んで行くような潔さ、そして、何より作り上げる事への没頭の尊さ。
それは小津安二郎が、俳優に何度も同じ台詞を言わせて、自分が納得するまでやめない姿にも少し似ている。
(まあ、役者はたまったもんじゃないだろうけれど)
二人には何処か子供じみた所があり、とんでもないロマンチストである所もちょっと似ているような気がする。
ヒューイットのイギリス組曲も良いよ。