人気ブログランキング | 話題のタグを見る

軽やかにして美しきイギリス組曲たち

グールドによるバッハのイギリス組曲全曲を購入し、聴き始めた。

面白い。

以前からグールドによるゴルトベルク変奏曲は愛聴していたけれど、ここにきてフランス組曲やイギリス組曲の愉しさが染み入るようになってきた。

作為的といえばそうかも知れないけれど、自己が美しいと信じる道を誰になんと言われても進んで行くような潔さ、そして、何より作り上げる事への没頭の尊さ。

それは小津安二郎が、俳優に何度も同じ台詞を言わせて、自分が納得するまでやめない姿にも少し似ている。
(まあ、役者はたまったもんじゃないだろうけれど)

二人には何処か子供じみた所があり、とんでもないロマンチストである所もちょっと似ているような気がする。
Commented by s_numabe at 2012-09-03 00:22
グールドのイギリス組曲、お気に召したならば、次はいよいよ奥の院の「トッカータ集」と「Preludes, Fughettas, and Fugues」は如何でしょうか。ますます深まりゆく沈思黙考の世界。凄いですよ。
Commented by k_hankichi at 2012-09-03 06:37
ぼくのほうは平気律の第二集のほうに、かかりきりです。聴けば聴くほど、ヒューイットの自由さは良いです。『フーガの技法』のような旋律も出てきたり。
Commented by maru33340 at 2012-09-03 07:32
numabeさま
トッカータはまだ持っていませんでした。
買いに走ります。
Commented by maru33340 at 2012-09-03 07:33
はんきちさん
ヒューイットのイギリス組曲も良いよ。
by maru33340 | 2012-09-02 21:14 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)

音楽・本・映画などについての私的な感想


by maru33340
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31